何者?

朝井リョウ君の「何者」という小説は面白いので読んでほしい。

僕は「何者」かになろうとしている時が一番つらいのだなと最近気づいた

そして最近は「何者」にもならなくていいのだと再確認してから

ずっと楽に生きている。

そもそも僕は子供の頃から

「ああしなさい、こうしなさい」と言われるのが一番嫌いだったし

その逆ばかりを生きてきた気もする

大人になるにつれて

「何者」かにならなければという強迫観念と

「今の自分ではダメなんだ」という自己否定感に悩まされてきた気もする

最近は非常に楽だ

なぜ楽なのか、考えてみた

多分「嫌いなことをしていない」からだと思う

「好きなことだけしている」とは少し違う

だけど

「自分が嫌いなことはしていない」と思う

そして「何者」かにもなろうとするのはやめた

そしたらすごく楽になった

こんなにも生きるのは楽なんだなあと最近思う

「誰かになろうとせず、嫌いなことをしない」だけで

こんなにも自由なんだと感じる。

「自由」とは何か?

それは「不自由」の反対である。

「不自由であること」を考えてその反対が「自由」である。

僕の場合は

「自分の意見が言えない」が不自由で

その反対は「自分の意見が言える」が自由である。

時々、自分の体調が良い時はなぜ体調が良いのか考えてみると

調子の悪い時にその状態にもっていけばいいので

自分だけの自分の取説になる。

こんな文章を書いているのは最近コラム本ばかりを読んでいるからだろうなあ

今日も賭けない一日を