孤独と賭博と絶望と。

この記事はとても独りよがりで自己満足の記事になると思うのであしからず。

最近ギャンブル依存症の話題が世間では出ているが

僕が狂っていた時のことを少し書きたいと思う。

それはギャンブルというよりも感情というか孤独というかそういうのがメインとなり

ひどく個人的な話なのでなんの参考にもならないと思うけど

書いておきたいから書くだけである。

30歳の頃、僕は実家を出て派遣で宇都宮のキャノンの工場で働いていた

借り上げアパートに知らない人と2人で住み込みで働いた

それまでは実家に寄生していて、いいかげん出て行かなければいけなかった

求人雑誌を見ても大学卒業してもまともに働いたことがなかった僕には仕事がなかった

だから誰でも働ける派遣を選んだ

当時は派遣業が盛んな時代で誰でも働けた

手取りは15万くらいだったと思う

デジカメのEOSの部品の塗装の仕事をしていて、全国から仕事を求めて若者が集まっていた

アパートの前から送迎バスに揺られ工場で仕事をして食堂でご飯を食べ

仕事が終わるとまた送迎バスでアパートまで帰った

年下にいびられ、希望も、未来も見えず、ただただ生きていた

ただただ生きていた

ただただ生きていた

当時はパチスロ全盛期で僕はパチスロをやっていたし、麻雀もやっていた

やっていたというか

それしかやることがなかった

未来に絶望していた派遣の仲間はみんなギャンブルをしていたし

何の希望もなかった

アパートの襖一枚隣の人は保護観察中の北海道出身の人だった

シフトが違うのであまり同じ時間帯にはいなかったが

休日などは僕は息を殺して生活していた

お金もない、友達もいない、人間関係も作れない僕は

ギャンブルするしかなかった

それしか楽しみがなかったし、それしか自分の価値を認めてくれそうなものもなかった

誰とも繋がれなかった

「昨日は大勝ちしたよ」なんて言えば周りに認められたように思えたし

お金があれば友達もできるような気がしていた

そんな30歳だった

とっくに社会からは見放されたと思っていた

いや見放されてたと感じていた

あの給料では結婚は無理だと思ったし、彼女もいなかった

車もなかったし、何もなかった。何も

絶望しかなかった

寂しさしかなかった

日々絶望していた

朝 起きるたびに「なんで生きてるんだろう」と思った

そういう日々が毎日毎日続いた

給料が安いとかよりも孤独なのが辛かったけど

どうすればいいかもわからなかった

自分の性格が悪いなら仕方ないと思った

何をどうすればいいのかもよくわからなかった

そんな日々では「逆転を夢見るしかない」のだ

「一発逆転してみんなを見返す」しかなかった

金があれば解決すると思っていた

金があればこの孤独と絶望も消えるかもしれない

金があれば誰かそばにいてくれるかもしれない 

そう思った

だからギャンブルをしたし

ギャンブルをするしかなかった

それで何もなくなったとしても、僕は賭けるしかなかった

ギャンブル依存症ではない人は「そういう絶望の世界」を理解できないかもしれない

あの頃の僕は楽しくてギャンブルをしていたわけではなかったと思う

ギャンブルするしかなかった

絶望、悔しさ、寂しさ、孤独、そういうものをチャラにするために

僕は毎回全額ベットしていたのだ

それが僕なりの「ギャンブルの理由」だった

ギャンブルするしか生き延びる方法がなかった

終わり。

今日も賭けない一日をありがとうございました!