病気だから仕方ない?

「ギャンブル依存症は病気である」という認識はギャンブルをやめられない人にとっては

慰めにもなるし、安心する材料でもある。

「病気だったらやめられなかったんだ!」僕もそう安堵したものである

ただ、「病気だから仕方ない」とか「病気だからやめなくてもいい」という話ではないと僕は思う

僕は思うだけだけどね。

1、「病気だからギャンブルをしてしまっても仕方ない」

2、「病気だから最初の1回に手を出してはいけない」と思って辞め続けるのは

心理的ハードルが全く違う

1の場合

仮にスリップしても「病気だから仕方ない」と痛くも痒くもない

そしてたぶん辞めれない

2の場合

スリップしたら「やってしまった」と次の対策を必死で考えるだろう

そしてたぶんいずれ辞めれる

もちろん大前提としてスリップ自体は悪いことではないし

生き延びるためにしてしまうこともあると僕は思う

それは仕方ないと思う

だけど

「ギャンブルをしても別にいいよね、仕方ないよね」と始めから思ってスリップするのと

「ギャンブルは絶対に最初の1回をやってはだめ!」と思ってスリップしてしまうのは

まったく違う

心理学的にまったく違う

そしてたぶん2の状態を意識しなければギャンブルをやめ続けるのは難しいと最近感じている

もしギャンブルをやめ続けるのは難しい人は次のことを自問してみてほしい

・ギャンブル依存症は病気だからギャンブルをやってしまっても仕方ないと思っていないか?

もしそうであるならば考え方を見直す必要があると思う

想像してほしい

糖尿病の人がいるとする

糖尿病は病気だから糖分を欲しがるのは仕方ないよねと毎朝チョコレートを食べたらどうなるだろうか?

同じことである。

「ギャンブル依存症は病気である」と「病気だからギャンブルしても良い」はイコールとはならない。

と僕は思う

今日も賭けない一日を。