弱い人間が生き延びる方法をずっとずっと考えている
傷つくたびに考える
傷つくたびに願う
「傷つかないようなロボットになりたい」と
「もう何も感じなくても済むようにロボットになりたい」と
そう願ううちに僕は心を無くしていった
弱い人間が傷つかないために愛想笑いがうまくなり
タフになれと言われ
抗鬱剤と抗不安剤を飲みながら社会に何とか適応しようともがく
弱い人間が傷つくと
変わらなければいけないのは弱い人間の方だと言われる
もっと強くなれ
無視することを覚えろ
怒りに任せてはいけない
と
傷つけた方は決して変わらない
むしろ傷つけたことすら一生理解しない
それは弱い人間が繊細だからなのか?
繊細は悪いことなのか?
傷つく方が悪いことなのか?
そんな世界ならいらない
傷ついた痛みは心のかさぶたとなり
中の膿はどくどくと心臓をえぐる
心の奥に押し込めた怒りが愛想笑いの得意になった僕の中で暴れまくる
「それがお前の怒りなのか?腑抜けめ!」
僕は怒りで表情が引き攣る
なぜいつも傷ついた人々が変わらなければいけない?
弱い人間が強くなってさらに弱い人間を傷つけるのか?
「まあ 気分転換でもして忘れるか」と自分をなだめる
そんな時僕は自分の中のちっぽけなプライドのようなものが
泣いて崩れていくのを感じてしまう
僕らの儚い世界へ
ハロー ニューワールド
そっちの世界は平和かい?
今日も賭けない一日をありがとうございました。