壊れていく心理。

最近転職の小説を読んでいて自分が仕事で壊れた時のことを思い返したので書いておこうと思う

その頃の僕はとても自己犠牲的だった

「自分さえ残業すれば」「自分さえ負担すれば」と呪われていたようだった

なぜそんな考え方をしていたかというと

たぶん「思考の癖」だと思う

その頃僕は何でも自分のせいにした

「僕が悪いからこうなった」

「僕のせいであの人が機嫌悪い」

そんな感じだった

なんでだろうなあ 今となってはよくわからないけど

「自分が悪い」と考えることによって落ち着きたかったのか

いや「人を悪く言うのが嫌」だったんだと思う

人を悪く言うよりは自分を悪者にした方がマシ!

そんな歪んだ考え方をしていた

たぶん 小さい頃からの考え方だと思う

自己犠牲的な考え方は最近まで治らなかった

それが修正できたのは最近だと思う

それでも時々僕の中で顔を出す

そんな時は

「自分の意見を言ってもいいし、誰かを悪く思ってもいいんだよ」と

自分を認めてあげている

そうしないと

雨が降っても、戦争が起きても、誰かが機嫌悪くても

「自分のせいだ」と思ってしまっていた

冗談ではなく、自己肯定感の低いひとたちはそんな地獄にいるのだ

地獄だね

誰かが怒られたり、機嫌が悪いことですらびくびくして

自分のせいかもしれないと泣き出しそうになる

もはや繊細というか妄想でしかない

最近やっと誰かが怒られたり、機嫌が悪いのは

別に自分のせいではないと理解できるようになった

人の顔色ばかりうかがって生きてくるとそうなる

地獄は自分で作り出すのだ

この「自分のせいかもしれない」という妄想に近い歪んだ考えが

生きていく上で悲劇をもたらす

そしてこのうえなく生きづらい

生きづらくて仕方ない

何度消えた方がましだと思っただろうか

どうして他人と世界の感じ方が違うのだろうと何度も思った

そして世界が怖かった

過労する人や真面目で鬱になる人たちはそんな世界に生きている

そうじゃない人にしてみれば

「もっと抜く時抜けばいいのにね」なんて言われるけど

それができないから鬱になるのである。

そんな心理的からくりを説明できないし

説明したところで変わらないし

どうしたらいいのだろうとぐるぐる思考がまわり続ける

そういう迷路にいるのだ

そういう人たちは少し自分の「思考の癖」を見直してみるといい

自分がどんな時にどんな感じ方をしているのは気づく必要がある

カウンセリングなどを受けるのも1つの手だと思う

日記などにつけてみるのもいいだろう

ますは自分を知ることからはじめてみよう

今日も賭けない一日を。