心の穴の話。

この話をわかりやすくするのは難しい。

理由は僕だけの感覚の話だったりするから。

でもまあ それでもなるべくわかりやすく書いてみたいと思う

4年前にギャンブルをやめ始めるまで僕の心には穴が空いていた

それはくっきりと手で触ると感触がわかるくらいだった。

僕は周りの仲間に「この穴はどうしたらいいのだろう?」と相談したり

昔、牧師に相談した時には

「その穴は神様が入るところなんだよ」と言われたものだった

まあ それは悪くない発想ではあった。

僕はもともとその穴を埋めるために依存行為をしたり、自傷行為をしていた

そしてそれは決して埋まることのない穴だった。

またこんなこともあった

よく夢を見た。

それは子どもの頃の僕で

拳銃をこめかみにあてて泣いている僕だった

「どうしたの?」とか

「なんで泣いてるの?」と聞いてもただ泣いているだけだった

ただ悲しくて寂しい感情だけが

僕の中に流れ込んできた

そういう夢をよく見た

でも、最近は見ない

見なくなった。

そして胸の穴も感じなくなった

いつの間にか埋まっていた

なぜ埋まったのか?

なぜ夢を見なくなったのか?

理由はよくわからないけども

きっと自分を許せたからだと思う

以前は自分のことが大嫌いだった

今は大好きというほどではないが嫌いではない程度にはなった

「自分を許す」

とても大事なことだし、難しいことだ

でも人は変われる

今ならそう思える。

あなたも変われる

僕はそう思う

僕は今時々実感する

「これが変わってきた景色なのだ」と

自分が変わると

見ている世界が変わる

世界の見方が変わる

もちろん、独りでは変われなかった

人は1人では変われない

なぜなら自分では自分が見えないから

僕はそう思う

人と関わるたび、僕の世界は広がっていった

それまでに4年かかった

そんなにすぐには変われない

自問し、進み、戻っては進み、落ち込み、安堵し、経験し、

不安の中に溺れ、また安堵したり、そんな毎日を過ごして少しずつ少しずつ

1日に1mm変えられたら

1年で365mm

4年で1460mm

変わってきたということだ

この4年いろんな経験をしてきた

いろんな人と出会ってきた

感謝しかない

人と出会わなければ変われなかったと思う

今日も賭けない一日を。