僕はいろんなギャンブル依存症の仲間と話をしたり会ったりしてきたが
大抵の場合、能力が高い人が多い
医者も弁護士も教授も教師もいるし、いろんな競技のセミプロみたいな人もたくさんいる。
将棋や英検や翻訳や歌やいろんな才能や能力に溢れた人達を知っている
そうじゃなくても
「ギャンブルをしていた時間」を他の何かにあてていれば何かを成し遂げることも可能だろう
僕自身いろんな仕事をしてきて、それなりに稼いでいた時期もあった
でもそれをギャンブルに使った
いくら稼いでもギャンブルに消えていった
僕は冷静な頭で理解していた
「これはどんなに稼いでもギャンブルをやめない限り死ぬな」と。
理解していてもまたギャンブル場に向かった
もはや理解ではなく、脳が身体をコントロールしていた
そういうことである。
僕は今ギャンブルをやめ続ける生活をしてみて
「何でもできる」と感じている
少なくともギャンブルをしていた頃より
「無限の可能性」を感じている
本当の話だ
本も出版できるし、講演もできる、カウンセリングもできる、将棋もうまくなれる、ボーリングもうまくなれる。料理も、家庭菜園も。
ギャンブルやめれば何でもできる
なぜか?
時間が使えるから。
お金が使えるから。
何よりも心に余裕があるから。
能力の高いギャンブラーは意外にもなかなかギャンブルをやめることができない
おそらくプライドや自分を捨てられないから
自分で何とかなると思っているから。。。。。
僕はとっくに自分でギャンブル依存症と戦うのはあきらめている
そんなのはすでに負けているのである。
特に能力の高い人はいろんなことが自分の努力で何とかなってきた
自分にできないことはないと思っている場合
「ギャンブルだってなんとかなるはずだ!」
この呪いから逃れられない
「俺がギャンブルで負けるはずがない」
さらには
「俺の考えでギャンブルをやめられないはずがない」
となったりする。
一度自分を捨ててみるしかない
難しいけど
でも
「ギャンブルをやめるためなら何でもやってみよう!」
と覚悟を決めれば大丈夫だと思う
あなたに覚悟はあるだろうか?
大丈夫!
底までいけば後はあがるしかないから
自分なんて捨ててしまえばいい
今日も賭けない一日を。