昔の資料を整理していたら、昨年2月22日に東奥日報さんに掲載していただいた記事の切り抜きを見つけた。
あれから1年。
まだコロナか(笑)。
実は新聞に掲載されても全然反応がなかった(笑)。
もちろんコロナ禍ということもあったが、それにしてもね。
まあでも、1年よくやってきた。
精神保健センターともコンタクトを取ってミーティングに参加させてもらったし、チラシも置かせてもらった。
弘前藤代健生病院さんとの繋がりを持てて、弘前でもミーティングを開くことになった。
だがしかし、コロナである。
まあ焦らずに行きますか。
1年間自分なりにできる範囲で広報してみて、いろいろと難しい部分も見えてきた。
1つは医療機関と繋がることの難しさである。
医療機関と繋がるためには医師、病院の理解がなければならない。
それは僕も医療従事者だからよく知っているし、難しいのもよくわかる。
医師が自助グループに理解がなければ繋がれない。
藤代健生病院さんの場合は依存症外来もやってらっしゃるし、医師の理解がある。
むしろ、自助グループを薦めてくださる。本当にありがたいことだ。
だから、今年は理解ある地域、機関と繋がり、そこから基盤を作っていきたいと思っている。
青森市の医療機関も少しずつ繋がっていきたい。
医師の助言というのは強力である。
医師に「自助グループに行ってみたらどうですか?」と言われたら、患者は行こうかという気にもなる。
そこの繋がりができたのは非常にありがたかったし、今年も連携していきたい。
その他でよく聞いたのは
「そういうのがあるのは全然知らなかった」という意見である。
それも僕の知り合いは医療福祉支援関係の幹部である。
そもそも「依存症」や「自助グループ」などというのは一般の人にとって遠い世界なのである。
「そういうので困っている人もどこかにいるよねえ」
そういう感じある。本当に。
そこに関しては僕の発信が足りないと思っている。
「依存症の問題は決して「特殊な人」だけの問題ではなく、もっと身近な問題で回復の方法や支援の方法がある。」
とやはり地域レベルで広報しなければいけないと思う。
「TVでたまにやってるよね」とか「ああ youtubeとかの人でしょ」
そういうレベルである。
これではいつまでもマイノリティでもあるし、ラベリングされたままである。
ただ、僕自身も去年の今ごろは活動していく自信もなかったし、覚悟もなかった。
「今は誰もやってないからとりあえずやってるだけです」と記者の人に話した記憶がある。
1年でいろいろ変わった。
自分でもこうも変わるものなんだと驚いている。
そして何よりも大事なことは「続けること」だと理解した。
去年、記者の人にオンラインミーティングのことも聞かれていて
「これからはハイブリッドでやめる時代だね」なんて言われたが、違和感しかなかった。
僕らは蜘蛛の糸をたぐり寄せるようにミーティングに繋がっていた。
コロナでリアルのミーティングが開催してなければ、オンラインで何とか生き延びた。
ハイブリッド?そんなかっこいいものではない。
蜘蛛の糸を必死でたぐり寄せ、何とかしがみつき、生き延びている。
他人から見て、表面上だけ良い部分だけ見ても、その後ろにはごまんとドロドロしたものが転がっている。
今年、8月25日でギャンブルを辞め続けて3年になる。
そしたら、僕はまたいろいろと動けると思っている。
蜘蛛の糸をきとんとはらなくてはいけない。
ついでに2012年の記事もでてきた。
10年前である。
この時、GA青森はできたばかりで、僕はいろいろと広めるのに躍起となっていて一人空回りしていた(笑)。
10年を迎えて、生き延びてこられたことに感謝します!
今日も賭けない一日を。