学生の感想を読んで。

僕の講義の学生さんの感想を郵送でいただいた

それを僕は宝物にしている

12名の学生の感想を読んでみて

まあ 総じてよくできた学生さんだなあと感じた

ま 来年から就職を控えた学生であり、ましてや多くは支援者として社会に出るのだから当たり前か

ただ支援者として働いたり、社会に出ていくうえで

依存症当時者の話を聞いたことが何かの役に立っていただけたら嬉しい

また中には「私も依存体質かもしれない」という感想もいただき

むしろそんな学生さんに向けて僕は講義をしていた

もしも僕が学生で僕の講義を聞いていたら

自分にあてはまることばかりでどきどきしっぱなしで

「どうしたら自分の問題を解決できるだろう」と感じていたかもしれない

そう

僕は学生の中に若い頃の僕を探していた

そしてその頃の僕に向けて話していたのだ

「大丈夫!君は生きていけるさ」と。

僕が23歳才の頃、僕は就職に失敗し、社会に出るのが怖くなってしまった

そしてうまく笑えないし、話せずに対人恐怖になってしまった

それに比べるとなんて素直な学生なんだと眩しいくらいだった

でも僕は知っている

そんな学生ばかりではないと

僕のような暗くて闇を抱えている子もどこかにはいるということを

僕は僕に向けて講義する

「僕があなたの25年後ですよ」と

何とか生きてます と(笑)

そして僕のような若い子にも届けたい

「何者にならなくても傷だらけでもなんとか生きられますよ」と

感想ありがとうございました!

一生の宝物にしますね 

また どこかでお会いしましょう

その時は

「あの時の講義の意味が何となくわかりました」

なんて生意気なことを言われるときゅんとします(笑)。