僕が肩書を持つ理由。

最近はASk依存症予防教育アドバイザーとして活動ができないかいろいろと模索している

そもそもそういう活動をするようになったきっかけは

自助グループに人が来ないことだった

あんなにパチンコ屋の前には朝一で並んでいるのに

年間で青森の自助グループに繋がるのは10人以下、そのうち1年通い続けたのはたったの1人

依存症からの回復の仕方も自助グループのメリットも知っているのに人が来ない

もちろん団体のHPには載っているので調べれば辿り着く

だけど何をやっている場所か、どんなことをやっているのかわからなければ怪しくて人は来ない

広報するにも自助グループの制約があった

だから発言可能な肩書が欲しかった

今まで行政や医療機関に個人の名刺を持って挨拶に行くこともあった

だが大抵は「へえ」で終わる

「青森で自助グループをやってるRです。よろしくお願いいたします!」

「R ? 何がR?何してくれるところなんですか?」

まあ そんなもんである。

そんな時僕はこっそりと「仕事はこんなことしてます」と

仕事の名刺を差し出すと態度は変わる

まあそんなもんである。

僕だってそんな人が挨拶に来ても「へえ」で終わる

最近、やっと会社の名刺に依存症予防教育アドバイザーを載せてもらった

でも、会社の事務長と話しをしていたらパブリックなものは会社に依頼をもらってほしいと言われた

まあ会社の名前がついてまわることだし、仕方ないことではある。

じゃあどこまでがパブリックでどこからがプライベートなのかという話になると

ケースバイケースだとのこと。

まあ仕方ないし、こちらもケースバイケースだなあ(笑)

いろんな人に話を持ち掛けていると反応が良い人たちもいる

上司は面白がってくれるし、看護部長も新人研修に時間を入れてくれることを検討してくれている

他病院の方も僕の仕事は専門ではないけど話を聞いてくれ

「どこに相談すればいいですか?」とか

「ご家族の相談はどうすればいいですか?」などと聞いてくれた

需要はあるんだなと感じた

それに「本業に支障のない程度に頑張ってくださいね」と言ってくださる方もいて

涙が出そうになった

そもそも5年前までは人見知りでなるべく人と関わらないように息をひそめて生きようとしていた僕には

ハードルがなかなか高いのだ(笑)

それでも動けば応援してくれる人たちもいる

ありがたいことだ

そういう意味では本当に恵まれている

毎日毎日新しい課題は降ってくる

倒しても倒してもキリがないRPGのように

それでも僕は僕にできる今日一日の糧をこなすだけである

それこそが依存症から回復して身につけたことなのだから

今日も賭けない一日を。