生きづらさと依存症。

生きづらさから逃れるためにアルコールに逃げていった。とある依存症の仲間が話していた。薬物依存症のミーティングでも同じような話を聞いた。そして、僕もそうである。僕はギャンブルのほかに処方薬にも依存していた。おそらくだが。おそらくというのは治療という名目で服薬もしていたから、あいまいと言えばあいまいだからだ。

そもそも、精神科の薬を服用するようになったのは20歳の頃だった。体調を崩して自律神経失調症になった。その時、大量の薬が処方された。そしていつの間にか不安を抱えると薬がなければ過ごせなくなっていた。26年間である。

もちろん、そういう症状もあったし、服用をやめるとパニックになっていたので、確かに必要だったと思う。ただ、20年くらい処方内容は変わらなかったし、僕も医師に相談するのは諦めていたので、「前はこういう薬飲んでいたので、同じの頂ければありがたいです」と5分の診察で終わらせていた。

ギャンブルをやめ続ける期間が長くなるにつれて、僕の自尊心は回復していった。だんだんと人を恐れることもなくなり、生きるのが少しずつ楽になっていった。そして2年をかけて少しずつ減薬していった。今では2年前の5分の1の量で済んでいる。今思えば、断薬による不安障害もあったのだと思う。

いずれにしても、僕も薬物依存症であった。依存症者は根本が生きづらさなのでクロスアディクションをよくしている。ギャンブルと買い物、アルコールとギャンブル、薬物とアルコール。これらは根本を解決しなければ、他の物、行為にシフトするだけである。

ともあれ、そこから抜け出すのは本当に難しく、僕はラッキーだったなあと本当に思う。あまり関係ないが依存症当事者のブログは大抵1年も続かない。スリップするからである。それくらい回復するのは難しい。

ただ、道はある。

ではまた、よい週末を。

今日も仲間に会えることに感謝します。