
僕の職業は「ことばつかい」。だから自分のことばがどれだけ人を傷つけるか、どれほどの傷を負わせるか理解している。だから使用方法は気を付ける。それでも「あ、やべ 今のはかなり深くいっちゃった」という時もあるので、反省したり、フォローしたりする。
昔は、「あ これ致命傷になるな」ということばを平気で投げつけていたし、わざと遺恨が残るように発したこともあった。
また、「俺はおめえらより、エライんだぞ」っていう使用方法もあった。大抵は攻撃魔法で、それは誰かを傷つけた。
ただ、それがまわりまわって自分に返ってくるとも知らずに。
最近は転職したので、回復魔法も使えるようになった。僕はことばをつかう前に「この魔法を発したら、相手はどう思うだろう」ときちんと考えれるようになった。
時には正論であっても、相手のわかりやすいように話すことも多い。
相手を傷つけることは簡単なのだ、何も考えなければいい。
でも、やっぱり愛がなくっちゃね。
回復の魔法を使えるようになったら、少しずつ愛が集まってきた。種をまくように。
愛は与えるから、めぐってくる。
今日もあなたの意志が行われますように。
よい週末を。