ある日 息子が僕の部屋に遊びにきていた
「お父さん、これ 手裏剣?」
「ああ 見つかってしまったか。」
「え?」
「お父さん 忍者なんだよね」
「ええ?」
「ごめん 隠してて、うちは代々伝わる忍者の家系なんだよ
だから君もその血を受け継いでいるんだよ」
「え?嘘だあ」
「ほんとだよ お母さんはくのいちだったし、隠れるのうまいじゃん}
「確かに」
「忍者はさあ 12歳になったら修行に出ないといけないんだよ」
「修行?どっかいくの?」
「うん 中国でパンダと戦うんだよ」
「え?中国?僕中国語話せないよ}
「大丈夫だよ ニイハオって言っておけばいいよ」
「それに僕 みんなと中学校行きたいし」
「だめだよ 君は世界を救うんだよ}
「えええ いやだなあ」
複雑な顔をして息子は帰っていった
「ねえ あんた子供に何吹き込んだの?帰ってきてからパンダと戦いたくないって泣いてるんだけど!いいかげんにして!!」
*もちろん この話はフィクションです。あしからず
今日も賭けない一日を。