死を想え メメント・モリ

最近は僕自身の年齢もあるが

知り合いが老衰以外で亡くなったりする

そういう時は寿命ってあるよなあ とか思ったりする

死とは不思議なものだ

僕が不思議だと感じるのは

誰かが亡くなった次の日の世界は

誰かがもう存在しない世界ということだ

質量も変わるだろうし、違う世界線だと思う

不思議だ

だけど

今日も世界で何万人と死に、そして何万人と生まれる

そして命は繋がれていく

だからやりたいことをやろう とか

会いたい人に会っておこう とか

言いたいわけではない

誰かが死んでも 僕は世界旅行に出るわけでもなく

相変わらずくだらない仕事に行かなくてはいけない

そういう時に僕が意識することは

今までより少しだけ

「今日一日を大切にしよう」と思っている

きっと何もない日かもしれない

嫌なことがある日かもしれない

でも少しでも僕が世界に存在できること

誰かと愛し合えること

生きていることに少しだけ感謝できるようにしたい

せめて誰かが亡くなった後には感じていたい

何もできなくても

生きているだけで愛おしいと

感じられる人間でありたい

今日も賭けない一日を。