僕の家にはTVはないがAmazonプライムでグーニーズをやっていたので、体調悪い中元気になる映画がいいなと思って観た。1985年の映画だそうだ。36年前、僕は11歳くらい当時映画館で観た。当時も今も面白かったし、ファミコンのソフトもやったなあ。
あの頃のスピルバーグの映画は本当に面白かった。子供にとっては夢中で観た。「E.T」「スターウォーズ」「バックトゥザフューチャー」などなど本当に面白かった。
映画と言えば苦い思い出があって子供のころよく叔父さんが僕を映画館に連れていってくれた。当時はパンフレットを買うのも好きでよく買ってくれた。叔父さんは今思うとコミュ障でギャンブル依存症で公務員だった。
映画の楽しさは叔父さんに教えてもらった。オタクらしく趣味も合っていた。だけど叔父さんはきっと社会ではうまくいってなかった。僕が大人になってからよくパチンコ屋のスロットコーナーで会った。
叔父さんには「Rがギャンブルするようになるなんて思わなかったよ」と少し嬉しそうに後で言われた。叔父さんは人間関係が苦手だったし、お酒もあまり飲めなかった。正月の親戚の集まりを一人抜けてパチンコ屋に行っていた。
後に借金が発覚して失踪して野垂れ死んだ。
失踪して、街中で僕らが偶然見つけた時、親戚中で問い詰めた。僕も。。。。
今思えばひどいことをしたと思っている。何とかできなかったものかと。
でも僕もその時にはギャンブルにどっぷりと漬かっていた。
「これは将来の自分の姿だな」と内心思っていた。
でも、僕には叔父さんと行った映画のいい思い出しかない。
「ガンダム」や「グレムリン」や僕の映画人生は確実のその時に形成された。
きっと叔父さんにとっては映画は唯一の逃げ込める場所だったのだ。
今なら僕も叔父さんの気持ちがわかる。
あの頃の映画を観ると僕は叔父さんとのいい思い出を思い出して切なくなる。
今日も賭けない一日を。