毎年講義の感想を学生さんからいただいている
それは僕の生きる活力であり、宝物である。
今年の感想は自助グループについて書いてくれた学生さんが多かった
もちろん今年の講義には「自助グループのメリット」や
「自助グループに通ってなければギャンブルをやめることができなかったこと」
を強調したと思う
講義の内容は毎年微妙に変えている
なぜなら社会情勢も変化しているし、僕自身の考えも変化しているからだ。
自助グループの活動は外からはわかりづらい
非公開であることが多いし、当事者や家族でなければ参加できないことも多い
例え医療従事者であってもどんなことをしているのかまで知っている人は少ないだろう
僕らの中でよく話に出るのは最初に自助グループに繋がった印象の話だ
多くの仲間の自助グループの印象は
「こんなことでギャンブルが止まるのか?」だったし
僕もそんな印象だった。
何か提案されるわけでもないし、こうしろとも言われない
僕らはギャンブルをやめるための特効薬を求めてきてるのに
ただハンドブックを読んで、自分の話をして終わり
何の意味があるのだ?
そう思ったものだった
多くの先行く仲間は
「3か月も通えばわかるよ」とか
「今はわからなくてもいずれわかる時が来る」とか言ってくれた
多くの先行く仲間がその効果を実感しているし
僕は自助グループ以外に行く場所もなかったから仕方なく続けた
そして今もうすぐでギャンブルをやめて7年になる。
たまに「Rさんだから止められたんだよ」と話してくれる家族会の人もいるが
そんなことはない
多くの人に適応できなければ意味がないし
今日も多くの場所で仲間は分かち合いをしている。
今なら自助グループの効用がよくわかる
それはもっとも大事なことなのだが
「独りではない」ということだ
シンプルだが死ぬほど大事なことだ
特に依存症の人たちは孤独だ
孤独ゆえに考えが歪み、時には人を信じることができなくなってしまっている
不思議なことに
「独りじゃない」と感じることができれば
依存症は勝手に回復していく
そういう意味では依存症は孤独の病だ
僕は今結構孤独を感じることが多いけども
最低週1回の自助グループに参加すれば
必ず誰かに会える
それは僕を孤独から救ってくれる
だから何とか生きていけるのだ
僕らはそういう弱い生き物
だから今日も僕らは生き延びる知恵を分かち合う
今日も賭けない一日を。
