
「プリズン・サークル」を読んだ
映画はまだ見ていない
僕はいつも「罪と罰」について考えることがある
罰とは何なのか?
更生とは何なのか?
それをきちんと理解している人間はどれくらいいるのか?
なんというか、常に難しい課題だなあと思う
それに時代によって否応なく変化していく
「プリズン・サークル」を読んであまりにも知らないことが多いんだな
と実感した。
当たり前だが僕は刑務所の中の生活を知らない
受刑者がどんな生活をして、どんなに社会復帰が厳しいかを知らない
もちろん書籍などで読むことはできるが1つの側面に過ぎない
「プリズン・サークル」に出てくるような革新的なアプローチもあるだろうけど
その変化の波も今後広まるかはわからない
僕はたまたま50年間法を犯さなかったというだけの話だ
「プリズン・サークル」を読んでいると暴力や法を犯すにも理由や原因や暴力の連鎖があったことがわかる
だからと言って罪が許されるわけではないけど
犯罪者だけの問題とも言い切れないとどうしても感じてしまう
僕は最近青森ダルクで受刑者の支援をしているが
その育った環境は複雑だ
誰だって社会の中に居場所がないときつい
どうか誰もが安心できる居場所を創れるように祈るばかりである
今日も賭けない一日を。