佐野元春と僕とアンジェリーナ。

佐野元春は不思議な人である

まさにアーティストという感じ

大学時代、一人暮らしを始めたばかりで、新しい街、何もかも不安だった

住んでいた街は田舎で商店街がある程度の街だった

僕は孤独で、狂いそうだった

そんな時ふらっと立ち寄ったCDショップで佐野元春を見つけた

ベスト盤だったと思うけど何気なく買った

大学時代の孤独を救ったのは佐野元春と谷村有美である

谷村さんはただ可愛くてハマった(笑)

佐野さんは楽曲も素敵で孤独な僕に寄り添ってくれた

「ああ繊細でもいいんだなあ」と思わせてくれた

好きな小説家の小川洋子さんも「アンジェリーナ 佐野元春と10の短編」という本を出していて

同じアーティストが好きで嬉しく思った

佐野元春と言えば「SOMEDAY」や「約束の橋」とかが有名だけど

「悲しきRADIO」とか「ぼくは大人になった」とか本当にいい曲ばかりなので聞いてほしい

昔はCDを買って再生できなくなるまで聞いた

だから曲の細部まで覚えている

それが僕の血となり肉となり思想になっている

いい時代だったと思う

今日も賭けない一日を。