
通勤中の車のラジオで「本屋が消えていく」という話題があった
田舎に住んでいると気軽に本を買いにいける本屋は少なくなった
僕は一人っ子だったし
「本屋で立ち読み」をするのが僕の子供時代の遊びだった
ちょっとローカルな話をしたいと思う
僕は周りの友達より「街」に住んでいた
「街」というのは歩いて10分で駅前通りという意味だけど
僕には「庭」でも高校の友達は「街に行く」と言っていた笑
んで 子供の僕には徘徊する場所が6か所くらいあって自転車で徘徊して過ごしていた。
順番に柳町通りには
「遠藤書店」
ここは漫画の棚がずらーとあって
奥には子供が一人座り込んで漫画を読めるスペースもあって僕はよく座り込んで漫画を読んでいた
「YAWARA」の上の方に「悪女」とかエロい漫画もあり楽しかったけど
中学になると後輩の女の子がその書店の子であり、店番をすることもあって
やがて僕の足は遠のいた笑
その向かいには「横山模型店」があり
小さい店にプラモデルが殺伐と積み上がっており
「城」とか「戦車」とかが多かった
マニアックなものが多かったし、店が狭かったのであまり買わなかったけど
いつも寄って眺めていた。
次は「松木屋」の4階だったかなあ
「松木屋」は西武系列のデパートで今はない。
東京などと比べると小さい小さいデパートだけど
いろんなブランドはあったなあ「PAYTON」とかあって
かっこつけて高いコートを買った記憶がある笑
5階か4階に大きな本屋コーナーがあり
ゆっくり立ち読みしていた
大きな本屋は雑誌とか読めるんだよねえ
次は誰もが好きな「成田本店」
成田本店は僕が小さい頃漫画の立ち読みができた
次第に立ち読み禁止とビニールをかけるようになったけど
あの頃読んだのは「ウイングマン」とか「プラモ狂四郎」とか「OH 透明人間」とか笑
あと新町通りにもう一件あったなあ 専門書が多かった本屋さん
あとラビナの4階にも大きな本屋があって
僕はこれらを回って立ち読みして時間を潰していた
だから親に「どこ行くの?」と聞かれても
「いろいろ」としか答えられなかった。
あと本町の「今泉書店」は穴場で
いつもおばあちゃんが寝ながら店番をしていたので
「投稿写真」や「アクションカメラ」のエロ雑誌はここで買っていた笑
本屋によって目につく本とか違うから面白いんだよねえ
このうち今も残っているのは2件くらいかなあ
高校生で一時期不登校になった時は小説にハマっていて
読みたい本を探すためにいろんな本屋を探して歩いた
まだネットなんてない時代だからね
当たり前だけど 街も時代も変わる
僕も変わっているからね
良いとか悪いとかではない
今でも本屋が好きで本を眺めながら買うのが好きだ
POPだったり、話題の本とか、陳列で買うことも多い
ほんと本屋は好き
そういう人たちは確かに存在するけど
まあ きっと人口に占める割合は少ないと思う
良く本を読まなくなったと言われたりするけど
僕の感覚ではもともと本を読まない人は多いと感じている
例えばこの1ヶ月以内に本を買った人はどれくらいいるだろうか
10人中3人くらいだと思う
子育て中の人なんて読む暇ないし、家計が苦しい人は本よりも食べ物である。
だけど人間はパンだけでは生きてはいけない
この数百年間 本が廃れないのはそういう理由である
けど 万物は流転する
今日も賭けない一日をありがとうございました!