感覚的な話をしようと思う。

感覚的な話をしようと思う

あくまで僕の感覚の話なので

他人がわかるとは思ってはいない

それは高校受験にまでさかのぼるんだけど

それまでの僕は常に孤独や寂しさを抱えていたと思う

兄弟もいないし、友達もあまりいない僕は

よく「遊びに行ってくる」と言って

近所の本屋をはしごして立ち読みをしていた

別にそれをしたいというわけでもなく、することがなかったから

ただただぶらついていた

いつも空虚感を抱え、いつも家を出たかった

そんな鬱屈とした中で受験勉強をして

「こんなに頑張っているんだから合格したら もしかしたら僕の空虚感はなくなるかも」と思っていた

でも高校に合格しても空虚感を抱えたままだった

むしろ何もないことに絶望していた

その後も

「大学に行ったら」

「社会に出たら」

「結婚したら」

「子供が出来たら」

この空虚感が消えるかもしれない

そう思っていた

でも 何も起こらなかった

いろんな経験をして、知恵をつけて

自分を知って、歳を取って

大きな勘違いをしていたことに気が付いた

そもそも幸せな人は何かあるから幸せなのではなく

もともと生まれた時から幸せなのである

だから別に何かを手に入れなくても幸せで

さらに何かを手に入れたらもっと幸せなのである

つまりベースが違っていたのである

かと言って「あなたは生まれた時にすでに幸せなんだよ」と宗教ちっくに言われても納得できなかった

でも50歳を過ぎて依存症にも囚われなくて生きてみると

道端の花を見ても感動している自分がいた

まあ もちろん新しい抗鬱剤が合っているということはあるだろうが(笑)

それも含めて「ありがたいなあ」と思うようになった

別に何があったというわけではないんだけどね

たぶん歳を取ったのだと思う(笑)

「ああ そもそも僕は幸せだったのだ」と気づいてしまった

確かに生い立ちもいろいろあるし、他にもいろいろとあった

それでもしあわせなんだなと思えてしまう

そんなことをカウンセリングで話していたら

「そんな悟れないっすよ」と言われ

まあ 別に悟ってるわけじゃないんだけどなあ

でもまあ 気分良いから このままでいいや

と思っている

あれ おれ何か変な薬でもやってかな とも思ったが

漢方薬が身体に合って単に体調が良いだけだった(笑)

まあ そんな今日この頃です

今日も賭けない一日をありがとうございました!