
フジテレビの問題やジャニーズの問題とかいろいろとあるけれど
難しいなあと思う
そもそも誰も知らなかったわけではないと思う
当たり前だけど
知らなかったというならその方が問題だし
でも昔のパワハラセクハラとかのTVなら
僕らだってそれを見ながら笑っていたり許容したりしていた
僕らも加害者だし、そうなり得たと思ってしまう
そんなことを思っていた矢先
僕の組織でもそんな事案が起きた
でもなんとなく大事にならないように組織的に済ませた
昔セクハラも事案もあったけど
被害者の女性は
「それで仕事がうまく進むなら」と訳の分からないことを言い
結局処分はなかったし
僕らもそれ以上は何も言わなかった
組織としては最大公約数の落ちどころを探していく
中の人間もなんとなく
「そんなものなのかな」みたいな変な納得をし
騒ぎ立てる方が変だ みたいな圧力に屈していく
そんなのは何度も何度も繰り返されてきて
そのたびに僕らはあきらめていく
人があきらめるとどうなるか
絶望していく
未来に何も期待しなくなっていく
例えば 政治
「投票したのに何も変わらない」と感じてしまえば
絶望して投票すらしたくなくなる
話は最初に戻るがパワハラセクハラを知っていて黙っている多くの人だって
きっとどこかであきらめて絶望したのかもしれない
「こんなものなのかもしれない」と納得させて
「芸能界はこういうシステムなんだ」とどこかで自分を納得させて
それは普通の社会にもたくさんある
時には被害者の方が非難される
社会は不条理だな と思う
僕はあまりメディアニュースも見ないから
ネットのトピックだけを見ていると
まるで遠くの世界のおとぎ話みたいに感じてしまう
遠くで何かが起こって、それを誰かが批判して、誰かが擁護して
いつの間にか人がいなくなったりして、そんな感じ。
ま 世界なんてそんなもんか
今日も賭けない一日を。