「生殖記」朝井リョウ を読んだ。

この人は本当に言語化がうまい

なぜ僕らは「多様性」という言葉に違和感を感じてしまうのか

などをきちんと言葉にしてくれる

前作の「正欲」も本当に良かった

ただ こういうことは論理的に考える人にしか理解できないかもしれないとも思う

若い子におすすめの本を教えてくださいと言われ

「正欲」をすすめたら「難しくてわからなかった」と言われてしまった

確かに論理的思考は時に難しく思えるよなあと感じる

そして結構な人は論理的思考を嫌う

「ま 多様性ってことで」みたいな段階で終わる

その「多様性」がなぜ良いのか悪いのかまで考えない

世の中の半分くらいはそうじゃないかと僕は感じている

それがいいとか悪いとかではなくて

実際にそうだと感じている

でもまあ

論理的に考える人、そうじゃない人がいて社会はいろんな考えが共有される

「生殖記」ではそういう社会の在り方や

なぜ社会は生きづらいのか などに対する考え方を説明してくれる

本当に言語化がうまいなあと思う

ぜひ読んでくださいね

今日も賭けない一日を。