依存と聞くと何かひどく悪いことのように感じてしまうが
そんなに悪いことなのだろうか?
そもそも人は何かに依存している
依存とまで言わなくても何かに夢中になったりしている。
それが度を過ぎると「依存」と言われることもあるだろう
では「依存」の反対はなんだろうか?
「依存」の反対は「依存しない」では決してない
むしろ「上手に依存すること」である
どういうことかというと
1つのことに固執してしまうので「依存」になってしまうのだ
むしろいろんなことに依存先を増やすことが大事である
人間関係も1つだけではなく
3つくらいのコミュニティに属しておくと
1つのコミュニティで行き詰まっても、他のコミュニティに逃げることができる
僕は今、家族、会社、自助グループ、オンラインミーティングなどなど
複数のコミュニティに属していて、どれかに固執しないようにしている。
また趣味にしても映画、読書、水泳、ウオーキングなどその時できることで上手に息抜きしている。
よく「依存からの脱却」と聞くと
何もかもをやめ、まるで「聖人君子」にならなければならないと
勘違いする当事者は多い
もちろんそんな者になれるわけがないし、なる必要もない。
大事なことはいかに「依存行為」をしなくても生きていけるか
である。
それは人によって違うし、回復のスピードも違う
人に個性があるように依存の仕方も様々だし
回復の仕方も様々なので
「こうだからこうすればいいよ」などと一概に言えるわけではない。
それだけ千差万別なのだ
いずれにしても、その人が探し、悩み、見出していかなければならない
長い道のりだろうが心配しなくてもいい
僕らは「今日一日を生きている」のだから
今日も賭けない一日を。