映画 『関心領域』を観た
観たかった映画ではあるが僕の想像は越えなかった
だけど映像はいろんな場面で「想像しろ!」という工夫があって面白かった
全体的に不穏な雰囲気が漂っていて
それがさらに不気味だった
ただ僕は無関心なんてよくあることだと感じている
映画は小説が原作なのでもちろんフィクションだけど
塀の向こうで虐殺が行われている みたいな感じである
確かに怖いんだけど主人公はそこで働いているので何が行われているか理解している
家族だって薄々知っている
ま ただそれだけである
無関心が悪いとかは僕には言えない
関心があってもどうすればいいのかわからない場合もある
現代も同じだと思う
海を越えた地域では戦争があって難民が日本に来てまだ戦争中である
日本には壊れた原発はまだあって
入れない区域は存在していて
災害があった地域の復興は今だにまだで
それなのに都知事選挙とか浮かれたりしている
どこかのアパートでは若い女性が1人で子供を産んで遺棄して
誰も気づかない
いや たとえ気づいたとしても何ができるのだろうか?
僕にはよくわからない
去年までよく東京に遊びに行った
そこでよくホームレスを見た
僕は「ホームレスって何とか支援とかしないものなの?」とパートナーに聞いたが
「ガチでホームレスやってる人もいるからねえ」と言われ
そんなものかと思ってしまった
そんな僕だって無関心という加害者なのかもしれない
だけど関心があっても何をすれば良かったのだろうか
ウクライナのために何ができたのだろうか
僕は「海の向こうで戦争が始まる」という小説を思い出した
今日も賭けない一日を