僕なりのパパゲーノ効果に寄せて。

パパゲーノ効果とは、マスメディアが人生相談や自殺を思い留まり成功した例を挙げることで大衆の自殺を抑制する効果のことである。 名前の由来はモーツァルト作曲のオペラ『魔笛』に登場する恋に身を焦がして自殺しようとしたものの、自殺するのをやめて生きることを選んだ鳥刺しの男パパゲーノに因む。 ウィキペディア

まあ というわけで僕の話をしようと思う。

あくまで僕の話だ。

僕は公認心理師を持っていながら、別に生きることに肯定も否定もしない立場だ。

まあ 資格と個人は関係ないとは思うけど。

ともかく僕の話をしよう、それがパパゲーノ効果だとすれば。

僕を自殺から引き留めてきたのは、今は息子だろうな。

離れて暮らしているとはいえ、父親が自死したというのはちと辛いかなあ

まあそれは僕の実父が失踪して生きてるのか死んでるのかわからなくて

突然警察から電話があり、DNA鑑定を依頼され、無縁仏を拝みに行った経験があるからかもしれない

ともかく僕は息子の未来と共にいたいと思った。

それがここ6年くらい、息子が生まれてから僕を引き留めてくれた理由だ。

その前はどうだったろうか?

希死念慮は20歳から46歳くらいまではあったけど

息子が生まれる前は忘れたなあ

音楽とかいろいろあったと思うけど

実はなんとなく生きてきてしまった

それだけである。

生きる意味も見つけられなかったし、どうでも良かったなあ。

すべてが

どうでも良かった

ギャンブルもやめれなかったし

彼女もいなかったし

いいこともなかった

どうでもよかったなあ

だからそういう理由で犯罪を犯す人となんら変わりなかった

たまたまである。

人はなぜ自殺しようと思うのか?

たぶん「希望を見いだせなくなったから」だと思う

未来に希望を見いだせなくなった時

どうでもよくなる

「別にいいかな、俺いなくても、困る人もいないだろうし」

となる。

まあ チェーンソーンマンのデンジではないが

「まあ おっぱいくらいは揉みたかったなあ」(笑)

そんなもんである。

僕の生は軽い。

軽くて結構、上等である。

生きる理由なんて

「あ、そうだまだSPY&FAMILYの続き見てないし、チェーンソーンマンも水星の魔女も、メイドインアビスも、見てない映画もあるし、ランジャタイの今後の活躍も気になって死ねない」

まあ そんなレベルである。

参考になるかどうかは知らないが

僕があなたを理解することはあなたが僕を理解するのと同等に無理だ。

だけど寄り添えるように努力はできる。

この問題は僕はいろんな場面でそういう人に気づいてしまうので

これからも考え続けなくてはいけないが

そういう時は昔、抗鬱剤でODして手首を切り刻んでいた僕がかけてもらいたかった言葉をかけることにしている。

「大丈夫!あなたは頑張っているし、何とかなるもんだから何もかも気にするな」

僕にはそれくらいしかできないし、でも少しでもあなたの気分が1ミリでも楽になればいい

かつての僕がそうだったように。

僕は歌を歌うことも、動画を撮ることも、絵を描くことも苦手だし。

だけど文章なら多少書ける。

消えようかなと思っているあなたに届いてくれたら嬉しい。

明日また生きていたら僕は嬉しい。

お休みなさい。

今日も賭けない一日をありがとうございました!