実はギャンブルをやめる方法は決まっている。

最近GA青森には弘前の藤代健生病院さんからのご紹介で、新しい仲間が繋がってくれている。

医者から「ギャンブル依存症にはGAなどの自助グループが有効です」と言われて参加してくれている。

非常にありがたいことである。

僕ら民間の自助グループにとって医療機関からのご紹介ほど強力なものはない。

これもひとえに自助グループに好意的な医療機関の皆様のおかげである。

数年前、藤代健生病院の医師が僕らの自助グループに勉強のために参加されたことがあるのだが

その頃僕はギャンブルが辞めれなくて、やさぐれていたので何も御挨拶できず失礼してしまった。

あれからきっと5年くらいは経ったのだろうか、また繋がらせていただいてありがたい。

医者が言ってくれるくらいだから

「ギャンブル依存症に自助グループは有効である」は正しい。

僕の周りの「ギャンブルを1年以上辞めている仲間」は全部ではないが自助グループに通い続けている。

ギャンブルをやめるためには自助グループは必須ではないが

自助グループに通い続けている仲間が辞め続けているのは事実である。

最近僕は自助グループの醍醐味は「グループダイナミクス」だと思っている。

つまり「同じ悩みを抱えた者がグループで分かち合いをすることにより、共感、悩みを共有し、自ら解決していく方向へ向かっていく。」

そういうことだと思う。

僕は最近これが非常に楽しい。

実は去年は僕と仲間1人の2人の時も続いていたが、2人ではこのグループダイナミクスは難しかった。

今はいつも4~5人いるので、みんなで共有して、知恵と経験を分かち合っている。

悩んでいる仲間も、先行く仲間が言うのであれば自分もやってみようかなと思える。

それは誰か1人に言われたのでは結構難しい。

「なぜ、あなたに言われなければならない?」と感じることもあるからだ。

でも、仲間のいろんな意見を聞けば「そうかもしれないな」と納得できることもある。

また仲間の悩みをみんなで共有することで、その悩みが一気に軽くなるのを僕は感じる。

みんなが仲間の力になれたらという気持ちがグループダイナミクスを生んでいる。

それは僕一人の力ではもちろんなく、「グループの力」である。

タイトルに戻るが

「実はギャンブルを辞める方法は決まっている」の答えは

現在の大体の通説は「自助グループに通う」である。

もちろんそれだけではないと思うし、医療機関でもカウンセリングでもいいのだが

今は医療機関でも、先行く仲間でも、「とりあえず自助グループに行ってみたら」となっている。

だったら行ってみたらいいのではないかと僕は思う。

合うか合わないかは行ってみてから決めればいいし

そもそもギャンブルをやめたい人は「特効薬」を求めすぎている

「自助グループはともかく、もう今日から辞めたいんです!!!」

なんて簡単に都合よくいくわけがない。

本当に。

僕はギャンブルを本気で辞めなきゃなあと思ったのが30歳の時

初めてGAに足を踏み入れたのが38歳の時

18年かかっている。

「ギャンブルをすぐ辞めたい」

そんな簡単な都合のいい話があるわけがない。

さらに視点を変えて言えば

糖尿病の人に「病気を改善するためには食事と運動療法です」と医者から言われ

「それはともかく他に直す方法はないんですか?」と聞くようなものである。

まああまり例えは良くないけども

とりあえず自助グループ行ってみたら?楽しいよ!!

ということですね

今日も賭けない一日を。