治ることがすべてではない。

まずはこちらの記事を読んでほしい。

コロナ禍、心が壊れた妻。夫の寄り添い方に「泣いた」「感動した」の声

この漫画のいいところは妻の心は完全には治ってないけど、それでも夫婦で生きていくというところだと思う。

実際に妻にかける言葉が見つからなかったというのもリアルだなあと思って良かったなあ。

人間ははっきりさせたがるし、自分と違う価値感を認めない人もいる。

心の病の場合、「はい、治りました」なんてことはほぼないし、数年経って少し良くなりましたなんてことの方が多い。

そして、何も「治ること」だけが正解ではないと思う。

「治ること」を〇として捉えてしまえば、「治らないこと」は✖になってしまう。

そうではなくて、治る途中だっていいし、治らなくたって生きる道はある。

「治らなけばいけない」と頑なに思い込んでしまうと自分を追い詰めてしまう。

それよりは「今はこうだけど、そのうち軽くなることもあるのかもしれないな」くらいの方がいいような気がする。

僕は不安神経症を繰り返してきて18歳からだから30年も抱えているが、最近少しマシになったくらいである。

そんなもんである。

病気でなかったらなあ。なんてことを思ったこともあるが、病気であることも僕だと思えるようにはなった。

そんな病気の自分が愛おしい。くらいに思えたらいいですね。

ギャンブル依存症だって同じ。

回復は人それぞれだし、いろんな方法もあると思うし、失敗しながら螺旋状にしか回復しないし。

それでもいつかは回復できるかもしれない。

それくらいがちょうどいいかもしれないと思いました。

今日も賭けない一日をありがとうございました!