
ギャンブル依存症の人の多くは白黒思考で完璧主義の傾向があります。
これがギャンブル依存症の人の「生きづらさ」だったりします。
ただ、この白黒思考を変えていくにはなかなか難しいものです。
そもそも白黒思考とはなんでしょうか?
白黒思考とは「白か黒かしかない」ということです。
色にはもっとたくさんあるのに「白か黒しかない」と思い込んでいるのです。
例えば僕は20代は「教師にならないと生きていく意味がない」と思い込んでいました。
つまり教師になるが白、なれないが黒です。
この思考では白しか正解ではなく、黒は不正解になります。
つまり教師にならなければ生きていく意味がなくなるのです。
また40代には「いつも暖かい家庭をもつべきだ」という考えも持っていました。
暖かい家庭が白、そうでなければ黒です。
当たり前ですが、いつも暖かい家庭というわけではありませんよね。
人間関係においてもそうでした。
恋愛に関して言えば、恋人になれれば白、それ以外は黒でした。
なので、以前は異性の友達もいませんでした。今はいますよ(笑)。
つまり、グレーがないし、もっと言えばピンクもオレンジもないのです。
でも、人生って白か黒だけではないし、色があった方が楽しいですよね!
人間関係も「敵か味方か」ではなく、「村人」もいるということです。
でも、思考の癖ってなかなか直らないですよ。
例えば「教師になる」というのが白だとして、「別に教師にならなくてもいいのでは?」と思ったとしましょう。
でも今度頭に浮かぶのは「教師にならなければ堕落していってしまうのではないか」という恐怖でした。
こういう白黒思考や柔軟性に欠けた認知になったにはいろいろと理由や僕自身の資質もあると思いますが
ギャンブルをやめる過程で12STEPプログラムをしたことが大きく変わるきっかけになりました。
自分の認知の歪みを客観的に見れるようになってから変わりましたね。
ぜひ、自分が「白黒思考」に陥ってないか気をつけてみてくださいね。
世界はもっとカラフルにできていますから。
今日も賭けない一日を。