タイトルはいつもの釣りである。失礼。まあそうとは限らないけどね。
正直に言おう。
今でこそこんな活動をしているが、何度こんな過去は消し去り、「もうギャンブル依存症は治ったし、もうギャンブルをしない人間になったのだよ」
と言って、何もなかったかのようにこの先人生を生きていきたいと思ったことか。
いや、今でも思うことも多々ある。
あくまで個人の意見と断っておくが、
正直言えば、本当に「ギャンブル依存症だった過去を消し去り、ああそんなことも若いころあったよなあ」と涼しい顔で生きていけたら、どんなにいいかと思わないわけではない。
だけど、無理である。
もはやギャンブル依存症でなければ僕ではないし、それゆえの僕であるのだから。
たぶん、そうしなければ簡単に痛みは忘れるんだ。
いとも簡単にである。
「ちょっとどんな新台あるのかなあ」と店に一歩入った途端終わりである。
僕の負け。
店に入って賭けない訳がない。僕はね。
だからこそ、僕がギャンブルをやめ続けるためにも自分の活動をやめてはいけないと思っています。
もちろん、未来のことはわからない。
今年の2月に地元の新聞の取材を受けた。
その時でさえ僕は
「いえ、今たまたまやっているだけですよ」と遠慮がちに言った。
たぶん、覚悟がなかったし、あわよくばやめようと思っていたから。
でも、ここまで来てみて、やっぱり楽しいんだよね。
「誰かの役に立てる」ってことが。
それしかないかなあ。
いや、それだけでいいかなあ。
そりゃあ、やめたいことはたくさんある。
独りミーティングだったり、仲間がうまくやめれなかったり。
でもね。
気づかせてくれるんだよねえ。
僕でも人の役に立てるんだって。
だからやめられないよねえ。
むしろ、ありがたいよねえ。
大丈夫!
僕だって先行く仲間の後をついて歩いてきただけだから。
もう道はできているのだから、迷う必要はない。
今日も賭けない一日をありがとうございました!