「助けて」が言えない を読む。

医師や専門職の方の意見が読めて面白かった。論文みたいだし、まとまりがあっていい。論点は「助けて」が言えない人たちにどうアプローチしていくか。という部分ではあったが面白いなあと思ったし、専門家が当事者の立場まで下りてきてくれるのはありがたい。

臨床の立場の意見は参考になる。もちろん参考になるということではあるが。大事なのは支援側も限界を知り、社会的資源を活用していくことが大事であるということであろうか。

では、なぜ「助けて」が言えないのか、という部分にもいろんな立場からの意見があるが、いろんな立場の意見があるのだなあと思った。専門家がこういう立場でいてくれるのは非常に心強い。

「自立とは依存先を増やすこと」

「薬物依存症の治療や支援は「クスリがやめられない」と発言しても、辱められることもなく、排除されることもない治療関係なしにはあり得ない」

といった内容がやはり興味深い。

支援のアプローチの仕方も今後も変わっていくと思うし、時代に合ったやり方も変わっていくのだと思う。専門家も変わるし、支援者も変わる、当事者の意識も変わっていく。そうでありたい。どれか1つの支援方法に固執するのではなく、いろんな可能性を共に探す方向へ。

 「助けて」が言えない
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