2週間どうでしたか?

2週間前、「ギャンブルを2週間やめてみませんか?」という企画をしてカウントに参加してもらっています。そのカウントも明日で1になります。どうでしたか?

そもそも「2週間ギャンブルをやめれてえらい」とかどうとか言いたいわけではなく、横のつながりを持ちましょうということでやってみました。実際にギャンブルをやめてみて難しいと感じた人もいるでしょうし、無理だと感じた人もいたでしょう。

そう、ギャンブル依存症の人にとっては1週間すら難しいのです。まず、この現実を受け止めなければいけません。「自分がやめたいと思っているのに、やめられない。」という事実。これってすごく重要です。

おかしくないですか?「自分がやめたいと思っているのに、やめられない」そんなことありますか?あるんですね。これが依存症が病気と言われる所以ですね。

「はあ、自分は病気だったんだ」そこに気づけたら、もう大丈夫です。なぜなら、もう処方箋があるから。あなたは処方箋を知らないだけですから。ここでは処方箋について少し説明しますね。

処方箋1

同じ悩みを持つ仲間を見つけること。そして繋がること。

これは別に自助グループだけではないですが、Twitterでも構いません。ギャンブル依存症で悩んでいる人や回復している人と繫がりましょう。

目的の1つは共感です。「僕はなんでやめれないんだろう」と責めるだけでなく、「僕も同じなんだよね」そう言われることでどんなに救われるでしょう。残念ながらギャンブル依存症の人の気持ちは同じ悩みを持つ人でなければわかりません。

もう1つの目的はロールモデルです。ギャンブル依存症からどうやって回復するのかをギャンブルをやめている人から学ぶのです。その人が自助グループに行っているなら、自分も行く、どうやってやめ続けているのか聞いてみる。ともかく真似から始めましょう。

これらの仲間は自助グループに参加することで容易に見つかるでしょう。回復を続けている人がたくさんいるので、まずは自助グループに参加することをおすすめします。僕も参加することから始めました。

次は「ギャンブル依存症を学ぶこと」です。ギャンブル依存症はどういう病気なのか、それにはどういう回復の仕方があるのか、今は書物もたくさん出ていますし、やめ続けている誰かに聞いてみてもいいでしょう。まずはそこからです。

2週間、カウントしてもらいました。もし、そこで無理だな。と感じているならば、「今ままでのやり方」が間違っているだけです。なので違うやり方をしなければいけません。「自助グループに通ってみる」「誰かに聞いてみる」などが効果的です。

最後に大事なことを書きますね。

もっとも大事なことは「ギャンブルをやめることを諦めないこと」です。ギャンブル依存症の人はプライドが高く、孤独で、簡単に諦めます。「どうせやめられない」「僕は違うんだ」「単なる娯楽じゃん、マジになりやがって」とかとか。と言って諦めます。

最初は意気揚々です。ギャンブルで痛い目にあったので、「もうやめてやる!!!!」そういってカウントを始めます。カウント5くらいで「スリップしました」、リセットして、カウントして30くらいで「スリップしました!もう無理です」と言っていつの間にか垢ごと消えています。

まあ、どうでもいいのですが、そんなに簡単にやめれると思っては困ります。1年、いや90日がどんなに難しいことか、わかるでしょうか。

もう1つ諦めてはいけない理由は「ギャンブルの行きつく先は死」だからです。これは本当です。僕等には「ギャンブルをやめる」か「ギャンブルをやり続けて死を選ぶ」かの二択しかありません。もう一度いいますが、二択しかありません。

だから、「ギャンブルをやめるのをあきらめる」というのは「死」を選択することなのです。大げさでしょうか。多くの事実が大げさではないと証明しています。「そんなバカな」と思うでしょうが、きっとギャンブルをやり続けた末に理解するかもしれません。

何も「スリップすることが悪い」とは言っていません。「スリップすること」は当たり前です。もう一度言います。当たり前です。それから1年やめるということはもはや「奇跡」ですね。なのでスリップは恥ずかしくも何ともありません。

1つ提案ですが、もうカウント5とかカウント30とかでスリップを繰り返していて報告するのが心苦しければ、カウントしなければいいのです!!

「今日も大丈夫でした!!」それだけで十分です。いやむしろそれしかいりません。そしてこそっとカウントして30日超えたら「今日で30日でした」くらいがちょうどいいと思います。

カウントは確かに励みになりますが諸刃の刃で自分を追い込むことにもなります。こそっとアプリなどでカウントしておけばいいと思いますよ。大事なのは「今日一日」ですから。僕も普段はカウントしませんね。アプリに任せています(笑)。

いろんな人と繋がれたらいいですね。「ギャンブルを長くやめているからエライ」とかではなく、「一緒にやめていく仲間」として繋がれたらと思っています。

では、明日のツイキャスお楽しみに。

追記

信じられないかもしれませんが、ギャンブルをやめた生活の方がギャンブルをしている生活よりもずっとわくわくして楽しいのです。だから安心してくださいね。