ダメでよくない?

よく悩んでいる人の話を聞いていると「~だから自分はダメなんだよ」って人いるし、僕もそうなんだけど。

「別にダメじゃないよ」と言っても、

「いやいやあなたはそう言うかもしれないけどさあ」

「じゃあ 誰がダメって言ったの?」

「誰?みんな?」

「おいおい、みんなって小学生かよ」

「誰なんだろ?」

「それはあなた自身だよ、あなたが自分を許せなくて、こうしないと見捨てられるし、愛されないと思っているからだよ。」

大抵、ここで泣き出す

「だって、誰も認めてくれないじゃん!誰も愛してくれないじゃん!」

「おお、ヨシヨシ。」

こいつも同じかあ。と抱きしめる。

こいつもACかあ。まあ仕方ないよなあ。そうやって生き延びてきたんだから。

サバイバーなんだから。

「ねえ。別にあなたが依存行為をやめられないからと言って、あなたに価値がないわけではない。あなたはそのままで愛されてるんだけどなあ」

「誰に?」

「誰というか、世界に」

「そんなのは嘘だ!信じない!」

「おお、ヨシヨシ」

面倒くせえな。と思いながら抱きしめる。

「だったら、俺が愛してやるよ、ほらほら、鼻水つけるんじゃねえよ!」

とうまくいくわけではないが、「自分に価値がある」と信じられたら少しは楽になるんじゃないだろうか。

そのためにはせめて人との交わりを感じていくことが大事かなあ。その方が世界に愛されるよりも実感はあるからねえ。

そのためには同じ悩みを持つ人と話すのがいいかなあ。「一人じゃない」と思うことって大事だよねえ。

よい日曜日を。