そろそろ、あの頃の話をしよう。FF7 REMAKE。

FF7が発売されたのは1997年だそうだ。今から23年前、僕は23歳かあ。大学を留年した年かなあ。当時の記憶と言えば、ひたすら時間だけがあったし、金もたぶん今よりも使えた。暇すぎて、僕はバイクとタバコとセックスとゲームという「限りなく透明に近いブルー」の快楽と虚無とぐじゃぐじゃのモラトリアムだった。

そんな時代にFF7は発売された。当時僕は暇すぎて過去のRPGとかやっていたので、FF6をやり終えてから、FF7をやった。今でこそ、ボリゴンのキャラは昔に見えるが当時は画期的だった。それよりも画期的だと思ったのは「リミット技」だった。これはダメージを与えられると貯められるゲージがいっぱいになると発動でき、爽快だった。あと、エアリスは育てたのにすぐ死んだ。

あの時代はどんな時代だったかというとjphoneの時代だったろうか、携帯が珍しい時代だった。あとはミスチルのアトミックハートがミリオンになった。僕は何をしていたんだろうか?3か月くらい入院していたし、大学も休学した。ともかくどう生きていいかわからなかった。

「完全自殺マニュアル」が発売され、話題になった。よくお酒を飲みに行ったがあまり飲めなかった。精神保健法32条のおかげで薬代がタダだったから、やぶ医者はどんどん薬を出した。僕は薬漬けになっていった。まあ、そういう時代だった。僕は友達からスティードを買い、命を揺らしていた。彼女がいた時期はひたすらセックスをしていた。愛とかはよくわからなかった。

ともかく刹那的に生きていた。何もかもに絶望していた。光は見えなかった。ただただ生きていた。そんな感じだったなあ。もちろん、ギャンブルもしこたましていた。仕送りのほとんどはギャンブルに消え、またねだるということを繰り返していた。もうモンスターだったと思う。

まあ、あまり思い出したくもないので、この辺で。さて今回の「FF7 REMAKE」だが、たぶんすぐにはやらないと思う。時間も金もない。だけどいつかやってみたいな。youtubeの海外の反応とかの動画を見ると嬉しくなってしまう。

あんなに世界中に「ティファ」と「エアリス」のファンがいるなんて、あんなに世界中で「REMAKE」が待ち望まれていたなんて、知らなかった。ネットは僕らの気持ちも世界も縮めてくれた。動画の向こうには世界の人がいる。

たぶんいつの時代だって英語はできた方がおもしろいと思う。日本人なんて所詮60億分の1億であり、マイノリティーだと思った方がいい。あらゆることを英語で検索すると違った情報が得られるそうだ。それでも多くの日本人は海外に興味がない。死ぬまで英語を話す機会がない人もいるし、多くの人はそう思っている。

でも、世界は広いし、楽しいよ。 終わり。