インタベンションニスト

高知 東生 さんの薬物依存症からの回復の記事を読んだ。その中で印象に残ったのがインタベンションニストの田中 紀子さんの介入の仕方だ。高知さんは田中さんのことを最初は気に留めていなかったらしいが、田中さんから強引に会う約束をして、話をして、今ではyouyubeをやる仲にもなっている。

いかにも田中さんらしい介入の仕方だなあと思う。専門職だよなあと思う。当たり前だが、普通の人には難しい。同じ依存症者を何とかしてあげたいと思う気持ちはある。だけど、「こういう自助グループがあるよ」とか「こういう回復の仕方があるよ」とか「最近どう?」とかはできるんだけど、相手が心を開いてくれなければ、思わず、引いてしまう。まあ それが普通だと思う。

だけど、インタベンションニスト(言いにくいな(笑))は違う。そういう人の懐に入る方法を身につけている。田中さんに一度お会いしたことがあるが、不思議な魅力がある人だった。人を惹きつける魅力がある。たぶんそれは「どうしても依存症者を助けなければ」という使命感だと思う。

その思いに感化された人たちが活動している。そして僕はそのインタベンションに助けられた1人である。スポンサーとつながって3か月のころ、僕はスリップした、そして、ギャンブルをやめるのをあきらめようとした。でもスポンサーは僕の手を繋いでいてくれた。だから僕は今ここにいる。

まあ そういうことだと思う。僕もそういう人になりたいが、まだまだ修行が足りないなあ。あとは勝手にやってくれ。みたいなところがあるからなあ。まあ自分の回復が先なんで、あせっても仕方ありません。

今日一日、賭けなかったことをに感謝します。