悲しいお知らせ。

悲しいお知らせです。ギャンブル依存症の人がギャンブル依存症じゃなくなることはありません。つまり、ギャンブル依存症は治りません。回復はしますが、完治はしません。とよく言われますがどういうことか、これを実感するまではなかなか道のりは長いです。

僕らがギャンブルをやめようとするとき、「よし、もうギャンブルはやめたぞ」と思うわけです。でもギャンブル依存症って病気なので、治らないのです。例え、1年やめても、2年経っても、一度やってしまうと再び元通りです。

そんな馬鹿な!と思うかもしれませんが、多くのデータが立証しています。だから、ギャンブルを順調にやめていて、「ああ、これでおれはギャンブルから足を洗ったな」ということはあり得ないということです。

まあ、きっとギャンブルをやめて、その後一生やらないという幸運な人もいると思います。ただ、それは本当にごく一部であり、ただ単にギャンブルをしなかったというだけで、再びギャンブルをしていたら、同じことを繰り返します。

「え~そんな~~」と思うかもしれません。でも思い返してみてください。僕やあなたがどれだけギャンブルをやめようと思って、一度やったら元通りになってしまったのかを。

つまりどういうことか、どういう理由でギャンブル依存症になったかわかりませんし、もともと依存症体質だったかもしれません。だけど、それ以前、ギャンブル依存症以前には戻れないということです。それはギャンブル依存症者として回復していくしかないということにほかなりません。

僕だってギャンブルを順調にやめている期間に「仕事で独立できたらなあ」とか「株で儲けたいなあ」とか考えることがあります。普通に。だけど、その前提に「その前に自分はギャンブル依存症である」ということを理解しておかなければいけません。

明日、100日迎えますが、今でもふいにパチンコ屋に入ってしまったら、終わりだと思っていますし、何度もそれを繰り返してきました。

つまり、「仕事での成功」や「独立」とか「株」とかの前にきちんと「ギャンブル依存症である自分」と向き合う必要があるということです。その上でいろんなことを目指すべきだということです。

僕も最近やっとそのことを意識できるようになりました。だから「仕事での成功」や「独立」の前提に「ギャンブル依存症」である自分と向き合っていこうと思っています。

だけど、1人で戦っていたよりもずっと楽です。プログラムもあるし、仲間もいます。だから特に心配はしていません。まずはギャンブル依存症としての自分と向き合っていきたいと思います。