
11月23日(土)に田中 紀子さんの講演があったので、参加してきました。お話もしたし、本にサインもいただきました。何よりも田中さんの依存症についてのお話がたぶん、45分くらいだったと思いますが、非常にわかりやすくて面白かったです。
さすがに当事者の話は違うなあと言う感じでした。そして、当事者がこんなに回復できるのであれば、僕らも回復できるんだろうなという希望を感じさせる講演でした。依存症はどうして発症するのかから回復の道のりまで、ご自身の経験や仲間の話を通じて、本当にわかりやすかったです。
たぶん、どんな医学書よりもわかりやすかったし、自助グループの役割というものにも改めて気づかされることも多かったです。さすがに全国で何百回と講演している方だなあという印象でした。話し方も上手だし、わかりやすさが抜群でした。
その内容を僕が咀嚼して説明するには少し時間がかかると思いますので、田中さんの書籍やyoutubuなどをご覧いただければと思っています。そしてもし機会があるのであればぜひ、田中さんの講演を聞く機会を持ってもらいたいと思います。
当事者も家族も非常に希望をもらえると思います。インターベーションの仕事を通じて、いろんなケースを見てるでしょうし、いろんな回復の形を知っていると思います。何より、信じられませんが田中さん自身が依存症の回復者です。
田中さんが回復者ということはどういうことかというとロールモデルになるということです。こういうふうに回復してきたという道を示せれば、後を行く僕らは怖くありません。その道をたどっていけば、回復があるのですから。
また、田中さんが関わっている家族会の方や、当事者の方とも話す機会がありました。そうやってメッセージを運ぶことが最終的に僕らが回復していくには必要なんだなあと思いました。ありがとうございました。