依存症の定義。

ギャンブル依存症の定義を以前に仲間とツイキャスで話していたことがある。つまり、どこからが依存症で、どこからがそうでないのかということなんだけど、まあいろんな判断指標はあるんだけど、そういうのは置いておいて僕らの1つの結論は「生活の優先順位が上位にあったら、依存症ではないか」ということ。

どういうことか、例えば、子育てを放棄して、ギャンブルをしてしまうとか。生活費なのにギャンブルにあててしまうとか。仕事をさぼってギャンブルしてしまうとか。そういうことはあらゆる依存症に通じている。ギャンブルをアルコール、薬物、ゲーム、スマホに替えてみればいい。

要はバランスが大事ということだ。何でもである。仕事ばかりでもだめだし、遊びばかりでもだめ、ゲームばかりもだめだし、ギャンブルが生活を脅かすようではだめということだと思う。

まあ、その前に依存症の人は大抵が気づいていると僕は思っている。「あ、これ辞めなきゃやばいな」と背中がぞくぞくしながら、感じていると思う。そう思いながら、やめられないのだ。その感覚は怖い。本当に怖い。自分がコントロールできない感覚。自分が自分じゃない感覚。その感覚を感じたらもうすでに依存症と思って間違いないと思う。

その状態から回復するのは本当に大変だし、当たりまえだが、スリップを何度も経験していかなければいけない。ギャンブルやアルコールなら合法だが薬物の場合は違法なので一度のスリップで捕まる可能性があるそういう意味では薬物は特殊だなあと思う。

自助グループのハンドブックから印象にある文を書いておこう。

ギャンブルをした理由を知ることは必要だろうか?

ひょっとすると重要かもしれない。しかしながら、多くの仲間はギャンブルをした理由を知らずともギャンブルをやめ続けている。