なぜギャンブルをするのか?

なぜギャンブルをするのか?自分なりに考えてみました。あくまで自分なりの考察であり、専門家の意見でも何でもないのであしからず。

1、習慣

習慣の問題はあると思う。週末になったら。金曜日の夜になったら。パ~としたくて。とかね。もう習慣になっている。逆に言えば習慣を変えればいいとなる。例えば金曜日の夜はジムに行くとかね。

2、お金を増やすという理由は問題ではない

意外かもしれないが「お金を増やす」というのはあまり要因にはあたらないのではないかと思っている。なぜなら「ギャンブルは勝ち続けることができないから」。しかも大抵のギャンブラーはそのことを知っている。それでもいく。なぜだろうか。

3、スリルが忘れられない

これが大きいと思っている。「勝つか負けるかわからない」すなわちギャンブルである。そのヒリヒリした感覚が忘れられないのである。その賭博の高揚に日常を忘れてしまう。そういうことだ。

4、心理的に依存している

例えば、家に居場所がない。寂しさを抱えている。仕事がうまくいかない。人間関係に疲れている。そんな時に賭博場は金さえあれば、認めてくれる。金がすべてだ。金こそがアイデンティティなのだ。という心理的空白。

これくらいかなあ。もちろん要因は人それぞれだけど、僕の場合、上記の4つが混ざり合って、抜けられなくなってしまった。

もう習慣になってしまっていたし、スリルが欲しかったし、現実はうまくいってなかった。そんな時に「勝ってうまいもの食べて、風俗に行く」というミッションはたまらなく魅力的であった。まあ勝っても負けても風俗は行くのだが。。。

さらに考察してみよう。

禁煙を考えてみよう。煙草も身体に悪いのはもう明らかである。しかも金もかかる。僕はやめて10年くらいになるが、やめる時は苦労した。禁煙外来に5回くらいは何度も通ってやっとやめた。

煙草はニコチン依存症である。喫煙者に聞くと「身体に悪い、お金がかかる」のはわかっている。それでもやめられない。ついには「なかなかやめられないんだよねえ」と諦めたりする。意味不明である。まあ 嗜好品だからいいんじゃないの?と思うが、肺がんになる人を見てもそう言えるだろうか。

しかも僕もなかなかやめられなかった。ニコチンパッチをつけて吸ってみたり、ガムを試したり、医者にも何度も相談した。やはり、ニコチン依存症だったと思う。今ではいろいろとやめ方が確立されているので、やめようと思えばやめられると思う。

ギャンブル依存症も基本的には同じである。やめ方がある程度示されている。自助グループからの回復のプログラム。くらいしかない。もちろん医療機関やいろいろなパターンはあるだろうし、それらを否定するわけでもない。

僕はそうやってやめ続けているし、仲間の多くはそうやってやめ続けている。という事実だけである。

仮にそれが1つの方法であるならば、それを試してみるのも1つのやり方だと思う。

もちろん、本気でギャンブルをやめたいのであればの話だが。

あなたがギャンブルをやめれなかろうが、それはあなたの問題である。僕の問題ではない。僕はこうしてきました。と経験を話すのみである。

ギャンブルをやめたいのであれば、いつかは「自分の問題」と向き合う必要があるし、それは「自分の責任」でもある。

最後に僕の好きなゲシュタルトの祈りで終わろうと思う

「わたしはわたしの人生を生き、あなたはあなたの人生を生きる。
わたしはあなたの期待にこたえるために生きているのではないし、あなたもわたしの期待にこたえるために生きているのではない。
私は私。あなたはあなた。
もし縁があって、私たちが互いに出会えるならそれは素晴らしいことだ。
しかし出会えないのであれれば、それも仕方のないことだ」

今日も賭けない一日を。