初めての借金から3ヶ月。
仕事はバリバリこなし、
給料は手取り30万くらい。
仕事の功績も認められ、
初めて契約社員になったのもこの頃。
年度末に差し掛かり、
別の支店の立て直しのため異動。
ちなみに私の性格を説明すると、
「人一倍責任が強く」
「完璧主義」
いわゆるマジメの代表格。
そして失敗すると
「非常にへこむ」やっかいな性格。
バイトの時とは違い初めて数字や
成果達成のためのプロセスを求められ
慣れない仕事内容にどんどんストレスが。
数ヶ月後、上層部の失敗で突然、
会社が3ヶ月間の業務停止命令。
思い描く仕事への出来なさとストレスで
次第にまたギャンブルに向かうことに。
黙っていた借金も返せず、
あれよあれよとギャンブルを繰り返す。
まともにギャンブルが出来ると信じて。
前に比べ借金は−100万でしたが、
バレる日が訪れます。
たまたま流通系キャッシング会社から、
実家へ明細が届き発覚。
その日はいつも通り仕事帰りのスロット。
急に鳴り出すメールの着信音。
「この明細はなんですか」
「早く帰ってきなさい」
今までにない戦慄と焦り。
スロットを即座に辞め帰宅。
家の扉を開けて即刻土下座。
「本当にすいませんでした!」
「とにかく早くお風呂に入りなさい」
「話はそれから」
両親の冷静な一言。
今まで見たことのない目つき。
本当の他人行儀。
風呂を済ませ無言で人生2回目の家族会議。
話が進むに連れ、親父は男泣き。
前と大きく違っていたのは母の態度。
冷静にすべてを受け入れている様子。
「やったことはしょうがない」
「次からどうするのか」
「もう貯金と解約出来る保険はない」
「どうするか決めて」
「もし次やったら一家離散だから」
私はとにかく返事するだけ。
「肝に銘じ二度とギャンブルしない」
「まともに生きる」
その言葉に両親は一言。
「明日から毎日千円で過ごしなさい」
いかなる条件もつけない。
当然の所業。
翌日、父と一緒にATMに直行。
隠し借金も全て伝え即日、全額立替え返済。
暑い夏の日。
移動は買い替えすら出来ないボロボロの車。
車中は冷房で快適でしたが、
別の冷たい空気が覆っていた気がします。
無言。
一時間以上の無言。
家族がじんわりと崩壊していくイメージ。
もう次はない。
心を入れ替えねば。
でもギャンブルを堂々とやれない。
虚しさと後悔。
やりたいことがやれない歯がゆさ。
次はもう迷惑をかけない、大丈夫。
根拠のない自信が脳内で錯綜していました。
お気づきの通りここで初めて
「ギャンブル禁止令」と
「強制的な金銭管理」。
ここまでしてもまた同じことを
何度も何度も繰り返していきます。
続きはきじとらblogにて
きじとらさんは最近お子さんが生まれました!
おめでとうございます!掲載の許可あざーす!