コントロール欲求の連鎖。

人には人を思う通りにしたいという支配欲、コントロール欲求というものが存在します。僕は幼い頃からコントロールされてきたので、他人のそういう「思い通りにしてやるぞ」という気配には異常に敏感です。今でも。

すぐに察知して、そういう人からは逃げます。基本的に嫌と言えなかったので、今は少し言えるかなあ。それでも「こう思われたらどうしよう」などと勝手にコントロールされていくので、逃げますね(笑)。

まあ プログラムをやってからだいぶましになってきたし、「他人を受け入れられる」ようになったのは本当にありがたくて、貴重な財産だと思っています。感謝します。

ただ、少し問題だと思っているのが、自分にも「コントロール欲求」があることに気づいているからです。僕は人にどう言えば、傷つくか、支配できるか、瞬時に察知できます。それは自己防衛本能から会得したものですが、時々自分の中にも「コントロール欲求」があることに気づいて「ちょっと待て」となります。

依存体質の人は基本的に依存的です。一つ間違うと依存させることで安定させたりしたくなります。まあ その方が簡単なので、でも、それは自立でなく、共依存なので何も解決しません。

あくまで、自分で考え、判断し、行動できるようになることが基本なので。

どういう時にそういうことを感じるかというと、先日、自助グループで新しい仲間に思わず「こうしなければギャンブルはやめれないですよ」と言ってしまい、「あっ」となり、「まあ、あくまで提案ですが」と付け加えました。

やはり、どうするかというのは本人が決めることであって、他人どうこう指図するべきではないです。それはほとんどいい結果を生みませんね。

まあ どうしても、アドバイスとかしたくなりよねえ。ほんと気をつけています。

自分の中の「コントロール欲求」に気づいたら、「ちょっと待てよ」と立ち止まり、自分の経験を話したら、あとは「お任せする」ことにしています。その後は本人次第ですので、他人はどうにもできません。

タフラブって難しいですね。伝える側になって初めてわかるものです。でもそれも僕の成長に繋がっているので、本当にうれしいですね

では、よい週末を。