衝動のかわし方。

ギャンブル依存症からの回復

お盆休みに入る人もいるだろうから、興味深い記事にしようと思う。ふとギャンブルをしたくなったりすることをよく「衝動」と言ったりする。依存症的に言えば「渇望現象」と言うのだが、ではこの「衝動」に勝つことはできるのだろうか?

結論から言えば「無理です」になる。いや、本当に「無理」で、悪魔的に「無理」です。(笑)

ただ、経験から言えば「かわし方」は身につけることはできると思う。なので、「かわし方」を僕なりに紹介したいと思う。

1か月に1回スリップを繰り返していた時、ほぼ「衝動」に勝てなかった。僕がスリップする休みの朝の頭の中を見てみよう。

「ああ パチンコ行きてえな、あそういえば、口座にたまたま2万円あるんだった。今、7時半かあ。下せるのは8時半で、今から準備して車に乗って、途中で銀行で下して、8時半過ぎには駐車場について、あのスロットに座ろうかな」

と、本当にリアルに想像していく。そして、寸分たがわずその通りに行動してスリップする。もちろん、思考の途中で、「ギャンブルやめているしなあ」とか思わないことはないけども、それより興奮の方が勝ってしまう。

では、次に今の思考を見てみよう。

「たまにはパチンコしたいなあ。でもお金ないしなあ。どうせ負けるしなあ。負けたら気持ち悪いしなあ。今日はGAあるしなあ。スポンサーシップもあるしなあ。ツイッターで報告しなきゃならないしなあ。面倒くさいなあ。風呂でも行こう。」

とかわしている。ここで大事なのは、メンタルブロックの話ではなく、「お金を持っていない」という具体的なことと、「ギャンブル以外のやることがある」ことである。

この2つに尽きると思う。逆に言えば、この2つさえ揃ってしまえばスリップの可能性は大きくなる

・使えるお金がある。

・ギャンブル以外にやることがない。

もし、この2つの条件が揃ってしまえば、ギャンブル依存症の人であれば誰でもスリップすると思う。だから、まずはこの2つに気を付けてほしい。

もちろん、たとえやることがあってもスリップはする。僕も「趣味が大事」と言われて釣りをしていたが、釣りの帰りにスリップしたものだ。笑えない。

だからこそ、教育というか、自助グループとプログラムが大事なのだ。依存症の正体を知り、回復方法を知る。それしか回復の道はない。

さっきから「衝動」と表現してきたが、本当は「渇望現象」と呼ばれるものである。禁煙を思い出してほしい、吸いたい、吸いたい、と思い、1本吸えば、また喫煙の道を歩む。あの「吸いたい」という現象と同じなのだ。

ギャンブルの場合は「賭けたい」になるだが。この「渇望現象」だが、一般的にやめた期間が長くなるほど、軽くなる。ただやっかいなのは一度やってしまうとリセットしてしまうことである。これ大事。だから「最初の一回」は何としても防がなければならない。

よく「1年もやめれば、衝動も軽くなるんですか?」とか「いずれギャンブルしたくなくなるんでしょうか?」と聞かれることもあるが、そんなことはない。今でもギャンブルしたくなることはあるし、衝動にも襲われる。

ただ、今はギャンブルをするデメリットが勝ってしまう。あとはギャンブル以外にすることがある。あとはお金を持っていない。ただ、それだけの話ですね。それだって1年やめ続けなければわからないことだ。

1年やめ続けるのは本当に難しい。僕も生涯で2回目だ。(笑)それくらい難しい。その原因は

・スリップした時の痛みを忘れるから。

・自分がギャンブルしてもいい人間なのかどうか忘れるから。

この2つである。

スリップする時は大抵

「別にギャンブルしたっていいじゃん、みんなやってるし、なんで自分だけ我慢しなければならないの?」と思っているはず。

1つ、大事なことを言えば

「ギャンブルをやめた人生の方がずっと楽しい」ということ。

これは真実。

たとえ、スリップしてもいいと思う。大事なのはそれから何を学ぶか。だと思う。

よいお盆休みを。

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