「だらしない夫じゃなくて依存症でした」の感想。

「だら夫」の存在はTwitterで知っていた。だけど、アルコールがメインでしょ。と思っていたので、別にいいかと思っていたら、仲間がギャンブルのことも書いているよと教えてくれて、買いました。近所の書店になかったので、amazonで買いました。

で、ご飯も忘れ、読み始めたら、5分後、涙なしには読めなくなってしまいました。さすが松本先生監修だなと思ったのはさておき、家族の立場、依存症の回復の仕方、依存症は病気と言う考え方、家族の対応の仕方、自助グループのこと、回復の仕方、回復の考え方。本当によくできているし、物語としていい話だし、僕はこれ以上の依存症に関する本を読んだことがない。

もちろん「ギャン妻」も読んでいるんだけど、「だら夫」は漫画だし、わかりやすい。それほど専門的な内容でもないし、入門しやすい。家族が依存症でどうしたらいいだろうっていう人にも読んでほしい。そして、回復の方向性が間違っていない。

「生きづらさ」にも触れていて、本当に良かった。きっと「心の穴」は依存症の人、家族ならだれでも持っている。だけど、埋め方がわからない。僕も懸命にカウンセリングとかインナーチャイルドとか宗教とかいろいろやったんだけどね。埋まらなかった。でも今は「穴」がない。あれほどはっきりと感じていたのに、いつの間にか埋まっていた。

僕だって知っていた。「穴」を埋めるためにギャンブルをしていたことに。ギャンブル以外にも依存していたことに。自分を好きになれないことに。僕だって知っていたんだ。でもどうすればいいかわからなかったし、絶対的孤独は埋めらないと思っていたから。ずっと僕は僕を否定してきたから。

たぶん、作者の言いたかったことは番外編だったのだと思う。作者が依存症でなければこの漫画は描けなかった。残念だけど、他の人では無理だったと思う。

残念なことに僕らに他人の「心の穴」が見えてしまう。だからイネイブリングするんだし、共依存する。気持ちもわかってしまう。それはデメリットもあるけど、いいこともたくさんある。「穴」をもっている人の気持ちは「穴」を持っている人にしか理解できない。

最後に僕が人生で最も言ってもらいたかった言葉を書いて終わろうと思う。きっとあなたにも必要な言葉だから。

「あなたのままでいいだよ。生きてるだけで十分だから。あなたはあなたのままでいいんだよ」

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