なぜ、世界に芸術は必要なのか?

僕は音楽、映画、小説が好きである。それがない人生は意味がないと思うほどである。芸術というものはそれ自体は生活に必要なものではないが、ではなぜ、世界に芸術が必要なのか考えてみた。

僕は一人っ子で、小さい頃から本が好きだったし、音楽も好きだった。映画もよく連れて行ってもらった。小さい頃はスターウオーズとかにはまっていたし、音楽も歌も好きだった、高校生の僕は学校をさぼっては村上 龍の本を読み漁った。

僕にとっては居場所であり、現実逃避であり、別の世界であり、違う価値観を学ぶ場所だった。今でも現実に疲れた時に音楽を聴くし、映画を見るし、小説を読む。それはなぜかなあと思ったら、たぶん違う世界を体験できるからだと思う。

ある小説は一瞬で意識を世界にもっていってくれるし、ある人の歌声は僕の体に震えを起こさせるし、映画は感動して涙さえ流してしまう。つまりは人間は決してパンのみで生きられないということなのだ。

かくして、僕は今日も音楽を聴き、読みたい本を探し、小説を読みながら、世界とリンクしていく。