不安神経症について。

僕は不安神経症である。そうカルテに書いてあったから、そうだと思う。まあ今はだいぶ症状も軽くなったし、薬も減ったから楽にはなったけどね。でもまだ薬がないと社会には適応できないかもしれない。

不安神経症の症状を簡単に説明すると「あらゆることに不安になる」のである。例えば、独りで暮らしているとする。時に不安になってくる「独りで死んだら、どうしよう。」「誰にも知られなかったらどうしよう」「具合悪くなったらどうしよう」「明日起きられるかなあ」「今日寝れるかなあ」とあらゆることに不安になってくる。

それに伴い、精神的にもおかしくなってくる。そわそわしだし、イライラしだし、しまいには泣き出したりすることもあった。こういうことは小さい頃からあったのかもしれない。よく泣いていたし、また生育歴や資質によるものかもしれない。

だけど、その症状を持ってしまっているのは僕自身だし、服薬なりでコントロールしていく責任はあると思っている。ストレスや環境などによって悪化することもあるし、何もなくても季節によって悪化することもある。それは個人による。

対処療法的には抗不安剤と抗うつ剤などで症状を安定させるが、普通の人だって不安は感じるものだけど、僕はそれに過敏らしい。本当に生きるのが大変だった。最近はやっと少し楽になったのかなあ。

それは薬の調整もあるし、自分がそういう病気を持っていると自覚してから、そういう人なんだと思えるようになったからかもしれない。よく運動や認知療法などがあると言われているけど、僕の場合はストレスの軽減と薬物療法で次第に軽くなっていった。

ひどいときは抗不安薬で仕事に行っても朝から居眠りをしたりして、普通の人から見たらさぼっているだけにしか見えなかったと思う。それで注意されたことも実際にあった。今は強烈に眠くなったら、トイレの個室で15分くらい仮眠することにしているし、人間関係の絡む仕事はあまりしていない。事務的な仕事が多い。

職場の理解もあり、何とかやっている。精神疾患があったとしても生きてくためには稼がなければいけない。そのためには何とか社会に適応していかなければならない。そういう意味でボーダーみたいな不安障害や、うつ障害や、軽度の症状を持っている人は大変だと思っている。

少しでも同じ「不安障害」を抱えている人の参考になればいいと思います。睡眠が大事ですよ。まずは体調崩さないように、疲れを残さないようにしたいものですね。