依存症の定義。

依存症、依存症と言うけど、どこからが依存症なんでしょうね。という話。まあ前にもしたかと思いますが、おさらいです。これって人によって判断基準が違うし、いろんな判断指標があるんだけど、自助グループのハンドブックには「依存症かどうかを決められるのは自分だけである」とあります。

つまり、「自分が依存症だと思えば依存症」なのです。まあ、かなり曖昧ですね。僕らの仲間の話では「生活に支障が出て、優先順位が1番になるようなら」ということでした。僕の考えは決まっています。「やめたいのにやめられない」のが依存症だと思います。

買い物依存症を考えてみましょう。どれくらい買い物をしたら依存症でしょうか。2万ですか?10万ですか?100均で1万円でしょうか?仲間の基準からいえば、生活に支障をきたす程度ということですから、借金してまで買い物するのは依存症かもしれませんね。僕の考えでは「本人が買い物をやめたがっているのにやめられない」のであれば依存症だと思います。

いずれにせよ、自助グループの考えのように「依存症かどうかを決めるのは自分しかいない」というのが正解かもしれません。なぜなら、依存症は否認の病と言われています。そして、「自分が依存症だと認めた」ところからしか回復しないからです。

ギャンブル依存症については田中 紀子さんが「LOST」という判断指標を提案しています。それについては過去記事をどうぞ。⇒>>>一口にギャンブルと言っても

さて、いろいろと検討してみて、「あなたは依存症ですか?」それを決められるのは「あなた自身」です。