明日から12月ですね。

明日から12月ですね。早いなあ。年々、歳とともに月日が経つのが早く感じます。こんなんじゃ10年なんてあっと言う間だろうなあ。というわけで、今年の振りかえりと来年の抱負など。

今年はいろんな意味でいい方向へ向かった年だと思う。任意整理の1年目もなんとか終わるし、スリップはトータル4回くらいしているけど1年で4回しかしてないということだし、今は継続しているから年末まで頑張って来年につなげたいと思う。

また、依存症関連で田中紀子氏にも会ったし、関東の仲間にも会っていい刺激をもらった。地元の自助のいい刺激になったと思う。来年の活動の刺激にしたい。ギャンブルをやめ続けていることで次のいろんなことが見えてきたのはうれしい。

ただ、それがスリップしただけでまた1からになってしまうところが怖いところだ。

例えば、ギャンブルをやめようとしている人は高尚なことを考えがちだ。「ギャンブルをやめたら、依存症の人の役に立って、いい人になろう」とか思いがちで、数か月後にスリップした後にはその高尚な考えは恥ずかしくなってどこかに消えてしまう。僕もそういう思いを何度も、何度も繰り返してきた。

「ギャンブルをやめたら、家族にサービスをしよう。やさしくしよう。」「ギャンブルをやめたら、浪費はやめ、貯金しよう」などなど、そしてスリップするごとにその小さな目標は粉々に打ち砕かれた。そして「どうせ自分はだめなんだ」という思考を繰り返していた。

その繰り返しだった。ただ、今は少しだけ違う。1つはギャンブルをやめ続けていること。2つ目は多くの仲間と出会えたこと。そこには依存症から回復しているロールモデルであり、どのように回復してきたのか話を聞くことができた。

そして、僕自身どうやって回復していけばいいのか、多くのヒントをもらい続けている。そして、きっと同じようにしていけば回復できると思えるようになった。だって多くの仲間が回復し続けているのだから。

もちろん、回復しながらもスリップすることもあるだろう。そんな時だって仲間とともに立ち上がればいい。田中氏がおっしゃっていた、自助グループは依存症からの回復のビッグデータなのだとその通りなのだ。自助に行けばいろんな回復のパターンも教えてもらえるし、どんな風に考えていけばいいのかは非常に有益だと思っている。

そして、それらを後に続く回復者やこれから回復しようと思っている人たちに伝えることが僕らの回復に繋がることは非常に大切なことだと思った。そういう転機の年だった。

来年は依存症からの回復の活動をしながら、新しい仕事の準備をしていこうと思っている。ギャンブル依存症の人って本当に能力が高い。ギャンブルをしなければ、その能力をいかんなく発揮できると思っている。僕はその能力をいい方向に試そうと思っている。来年もよろしくお願いします。