友達に関しての考察。

僕は「友達」というものがよくわからない。基本的に人間関係が苦手だからである。というか「友達」の定義がわからない。電話する人なのだろうか、気兼ねなく話せる人なのであろうか、そういう人がいたらいいなとは思うが、作り方がわからなかった(笑)

そもそも一人っ子だったし、一人遊びが好きだったので、特に友達を必要としなかった。それでも中高生の時は学校という空間があったので、勝手にそういう友達はいたのだが、大学に入って、急に友達の作り方がわからなくなった。そこにはコミュ力が必要だったし、気軽に電話をするという行為も必要だった。

そういう能力がなかった僕は簡単に孤立して病気になっていた。少し回復した後で同級生と同じアパートに引っ越しして何とか卒業した。そういう人間関係の癖が今でもひきずっている。もちろん、正解はないんだろうけど、つい最近まで元奥さん以外に濃い人間関係はなかった。

それでも人は一人では生きられない。人間関係を欲する生き物である。そういう時は風俗にいったり、教会に行ったりした。まあ相変らず、今も人間関係は得意ではないのだが、今はギャンブル依存症の仲間がいる。

それは本当にほっとする。きっと俺みたいな不器用なやつばかりなんだろうなと思いながら、月何回か顔を合わせるとほっとする。やっと本当の友達ってやつに出会えたかもしれないと思ったりする。

そもそも、人間関係が苦手なのはきっと自分を開示するのは苦手だというのがあると思う。たぶじん、自己肯定の問題か、まああとは人間関係の距離感の問題かもしれない。いつも自分の部屋にはほとんど他人を入れないのだが、それが自分のオープンマインドを物語っていると思う。

ただ、この人間関係の距離感は独特のものであって、そう簡単に変えられるものではないし、無理に変える必要もないと思っている。大勢が好きな人もいれば、一人が好きな人もいる、それでいいと思う。

他人の価値観を認めることで、自分の価値観も認めてもらうことが多様性の中の寛容さだと思っている。また、自分がどう変わっていくのかを楽しみにしている自分もいる。