ギャンブル依存症におけるキャッシュレスのメリット、デメリット。

世の中、キャッシュレスの流れはもう止められないと思う。大衆心理って一度流れると止まらないから。あれほど、バーコードいちいち出すの面倒くさいとか言ってたくせにね。まあそんなもんです。

さて、ギャンブル依存症にとってキャッシュレスはどうなのか?考えてみました。そこには大きなメリットと大きなデメリットがあります。

まず、大きなメリットとしては、現金を持ち歩かなくてもいいということ。当然現金がなければギャンブルはできませんから、抑止力になります。ただし、現金に比べて浪費しやすくなるという欠点もあります。しかし、家計簿アプリなどに自動記入されるという点もよい点です。

次に大きなデメリットです。非常に大事なことですが、ギャンブル依存症者にとってクレジットカードは悪魔のカードです。なぜなら、それはキャッシング枠があるから。簡単に作れるカードでも10万円くらいのキャッシング枠はあります。それが簡単に借金をしてしまう原因です。

現に僕もそれで借金しましたので。いくら審査が通らないと言っても、カード会社だって使ってほしいわけですから、通るところには通ります(笑) 僕は携帯キャリアのカードに簡単に通りました。それからズルズルと借金を重ねました。今はリボ払いみたいなクソみたいな制度があるので借金をしてないかのような返済感覚で借金ができてしまいます。

ではどうすれば、リスクを冒さずにキャッシュレスの恩恵を受けることができるのでしょうか。それはプリペイド式のカードにすればいいのです。もしくは電子マネーのようなプリペイド式の物を使うのがいいです。

例えば、僕はLINEPAYカードを持っていますが、これはあらかじめカードに入金しないと使えませんし、入金した分しか使えません。もちろんキャッシングや借入はできません。これなら使いすぎることもないし、キャッシュスとして使えます。

さらに僕はガソリンもスーパーもその店独自のプリペイドカードに毎月使う分だけ入金して使っています。こうすることによって、普段現金を持っていないので、ギャンブルをしたくなってもできません。

実は僕が今の借金を抱えた最初の一歩は携帯キャリアのカードでした。携帯代を支払うためにカードを作ってみたら、作れてしまいました。もちろん、そこにはやましい気持ちもありありでした。でも元妻には「これは携帯代払うためのカードだから」みたいな意味不明な言い訳をしていました。

僕は通常の信販会社であればほとんど審査が通りません。消費者金融も通りません。試していますから本当です。(笑) これは貸金協会というところに家族が「この人は借金癖があるから、今後貸さないでください」と申請すれば、ほとんどの審査は通りません。

まあ、それでも通ってしまう会社はありますが、現にそれで借金ができてしまっています。借金癖のある人って病気ですから、ほんと、具体的に防いでいくしかないのです。そうしなければ湯水のように使いますから。

借金の審査が通らない僕でも200万の借金ができてしまう。これが現実です。特にギャンブル依存症の人は浪費癖もひどいですから、カードは絶対に作ってはいけません。

それでも、スマホで完結などという広告につられて仮審査に申し込んでしまうことがあります。もう病気ですね。そういう時は審査の通らないことを祈るばかりです。「審査の結果、お貸しできません。」と言われると「くそっ」と思う反面、これでよかったなと思うものです。

ともかく、ギャンブル依存症者のお金を引っ張る能力はずば抜けています。誰にも想像できない方法でお金を引っ張ってこれるでしょう。そういう知恵はすごいのです。もう嗅覚といっても過言ではありません。

ギャンブル依存症の仲間には大学出だったり、公務員だったり、非常に優秀な方がたくさんいます。ギャンブルに使う時間や能力を別な方向へ使ったら、すごいことができるんだろうなといつも思います。

だれしも、方向を間違えると大変なものです。でも道を間違えたら、元に戻ればいいのです。その道は仲間が示してくれますし、共に歩んでくれます。いつだって「今日一日」ですね。では、また。