自己責任論に対しての違和感。

#手取り14万 がつらいというツイートに、ホリエモンが「そりゃ、自己責任だろ」という感じで反論していた。この「自己責任論」というやつには何となく違和感を感じるのだ。

いや、ホリエモンの言っていることもわかるし、今の生活が嫌なら努力しろ、という意見は正論だし、努力した人が成功しているのもわかる。でもだ、でもね。

努力したくても、できない人もいるし、努力しても報われない人もいる。病気も障害も自己責任なんだろうか、まあそれは飛躍させすぎだけど、まあ別にツイッターってつぶやくところだから、「20年働いても、手取り14万、ツラたん。」とつぶやいても、まあいいじゃん、つぶやきなんだからと思う。

誰もかれもがホリエモンを目指しているわけじゃないし、上昇志向を持っているわけじゃないし、報われない人だっているし、依存症の人もいるし、障害の人もいるし。

自己責任論は何となく依存症に対する誤解に似ている。「ギャンブル依存症?そんなのもったいないでしょ?バカじゃないの?自分の責任でしょ?」そういうのと似ている。

ギャンブル依存症が悪なのか?薬を使ったら、終わりなのか?社会に適応できなかったら、終わりなのか?そういう人を切り捨てるのが自己責任論だと思う。

確かに自己責任論は正論だろう。でも正論だけが正しいとは限らないということである。1つの価値観に縛られていては寛容になれない。多様性の時代なら、多様な価値観を認めてもいいと思う。いろんな価値観を認めれらたら、いきなり車のフロントガラスを割る人も少なくなるのではと思う。